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『もーむりぃ!泣きそう!』
「道中で嘆くなよ」
呆れたように僕を見る彼方。
これはしょうがないと思う。
自分から匂う甘ったるい香水の匂い。
本当に嫌い。
『……そういえばさ……彼方ってどうやって言い訳したの?』
「俺?俺は……従妹が来ていて、預かっているんですが、小さいし従妹といえど他所の子だし、保育園に預けることも出来ないため、僕が面倒を見なきゃいけないのでやめさせてもらってもいいですか?って」
『い、従妹……』
さすが彼方。
僕はかなり考えたのに……
そんなことを思いながら、普通は部活時間の時に校舎を出た。
すると、一人の見慣れた姿が目に入った。
腰までの桃髪に特徴的な大きくて薄紫色の瞳。
どう見ても、A。
『A……なんで?』
「えへへ、来ちゃった」
『かわ……じゃなくて、早くに終わったの?』
「うん!今日は五時間だったの!」
僕達も五時間だったらなぁ……
Aを撫でてそう思った。
僕達は一人だけでも授業がはやく終わったりしたら、Aの迎えに一人で行くというわけではない。
ちゃんと二人揃ってから行く。
僕達だっていつ何をされるか分からないということもあるし、それにAの意思でもあった。
だから二人で行っているのだが、やっぱり1年違うだけで時間が違うから……
それが悩みだ。
まぁ、僕達が仲のいい幼馴染みだっていうことになっているだけでも奇跡だし。
これ以上の望みは望まないでおこう……
「あ、真冬お兄ちゃん、彼方お兄ちゃん!」
「ん?どうしたの?」
「あのね、友達から聞いたんだけどね?」
Aは振り返って僕達をじっと見つめて笑顔で聞いた。
「ブラックサンタクロースって知ってる?」
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朝日菜薔薇 - JOKER2さん» ありがとうございます!気長に待ってくれると嬉しいです! (2020年3月25日 11時) (レス) id: 602e3f55c9 (このIDを非表示/違反報告)
JOKER2 - 更新頑張って下さい。応援していますよー!続きがすごい気になるなぁ…。 (2020年3月16日 10時) (レス) id: 226d68d24b (このIDを非表示/違反報告)
朝日菜薔薇 - ゆなさん» 更新が遅れてしまいごめんなさい。少しずつ進めていきますので、気長に待っていてください! (2020年3月9日 22時) (レス) id: 602e3f55c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新止まってますよ〜 (2020年1月1日 8時) (レス) id: c843a619c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あづの ひみ(元朝日菜薔薇) x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/AdAsnhmp/
作成日時:2019年8月15日 23時