一話 ページ2
僕は太宰さんに手を引かれ、とある酒場に連れられた
太「やあ、織田作、安吾」
僕は太宰さんの陰に隠れた。
知らない奴だったから
序に繋がれていない方の手で小型銃を握る
？「よお」
？「その後ろの子供…如何したんです?」
太「８年前に拾ったのだよ。久しぶりに私以外の個人個人の顔をまじかに見る物だから、一寸緊張しているのさ」
確かに、僕は基本的に太宰さんにくっついている。
幹部会という所に連れて行かれても大して人の顔は見ていない
？「お前が?珍しい事も有るものだな」
赤茶髪(?)の男が言った
太「そうかい?つい最近少年を一人拾ったんだけどなあ…」
芥川さんの事だった
太宰さんはつい最近幹部になったのだけど、幹部になると新しい部下を一人加えられるから、彼は芥川さんを貧民街からマフアに勧誘したのだ
太「えっとね、そっちの丸メガネが安吾、もう一人は織田作というんだ。さて、君の名前は?」
「…世良…」
そう答えると太宰さんはニッコリ笑った
織「世良?」
太「一寸気障かねえ?」
織「いいんじゃないのか？」
織田作と紹介された男はそう言って酒を煽った
安「かなり幼いようですが幾つなんです?私が貴方に会った頃よりも幼いと見受けられますが」
太「八つだよ」
安「その子供は次期幹部候補だと聞いていますが?」
太「当然だよ。セラちゃんだもん」
次期、幹部、候補…?
そんなの知らない
「…僕は、別に…なりたくなんか、無い」
太「プッ!アハハハ!それは無理だと思うねえ!!!」
かなり真面目に言ったのに、何故か太宰さんに笑われてしまった。
心外である
その日から、奇妙だが、不思議と温かい関係が始まった
だが…
その関係は――――
あの夜から、
壊れていった
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幸祐 - ネムムさん» 指摘、ありがとうございます。 (2017年3月9日 13時) (
レス) id: 7384e0d041 (このIDを非表示/違反報告)
ネムム(プロフ) - 続編おめでとうございます。前作・今作共にですが、オリジナルフラグを外してくださいね。 (2017年3月3日 17時) (レス) id: 2bd2d16489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸祐 | 作成日時：2017年3月3日 17時
