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夏祭り・其のニ ページ25

『…中也さん!い、言いたいことが!』

突然、Aが真剣な眼差しで俺に言った。

中島「あっ!居た!
  中也さ〜ん!Aちゃ〜ん!」

しかし、それと同時に人虎が来てしまった。

江戸川「もうすぐ花火が始まるよ〜」

中原「A、さっき何を」

『あっ、大丈夫です。忘れてください』

少し寂しそうに言っていたが、
Aは微笑んでいた。

其の顔に嘘は見えなかった。






ーーーーーーーー






敦くんが来てしまったせいで
中也さんに思いを伝えることは出来なかった。

でも、
それでも良いと思った。

焦らずとも、
私のタイミングで彼に伝えられれば良いと思った。

中原「行くか、A」

『はい!』

気付けばあの接物から始まった気まずい空気は
もう無くなっていた。



空には美しい花があがる。
周りには仲間がいる。
そして……



隣には貴方がいる

ただそれだけでも、私は幸せだった。

『……好きです』

中原「?何か言ったか?」

『内緒です』

中也さんは頭に?マークを浮かべている



其の姿が面白くって少し笑う

中原「ンだよ!!」

『内緒ですってば!』

しばらく、
私達はずっと同じような事を繰り返していた。





ーーーーーーーー





中原「行くか、A」

『はい!』

嬉しそうに笑うA
其の顔が見れただけで安心した。



空に浮かぶ花火は綺麗だった
でも俺は花火よりも
花火を見つめるAに見とれてしまった。

綺麗だな……

『……です』

そんなことを考えていれば、
Aが何かを呟いていた。

花火の音のせいで、いや、
自分の心音のせいで聞き取れなかった。

中原「?何か言ったか?」

『内緒です』

悪戯っぽく笑う彼女は
此の世の何よりも愛おしかった。

中原「ンだよ!!」

『内緒ですってば!』

しばらく似たような会話が続く

其の時間が一生続いてくれればと
ただひたすら願った。



















〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

此処まで読んで下さり、ありがとうございます!

終わるかと思いきやまだまだ続きます!!
これからも応援、よろしくお願いします!!

(過去最高31位だと…!?)

8月28日 すばり

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
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雷牙 - 作って頂けると幸いですが無理はなさらない様お願いします (4月15日 21時) (レス) @page38 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - え、続き、作って頂けるんですか!?即答するレベルで見たいです!!! (11月19日 1時) (レス) @page38 id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 冬花(プロフ) - subari0417さん» いえいえ! (8月27日 0時) (レス) id: b2b1031b4f (このIDを非表示/違反報告)
subari0417(プロフ) - 翡翠 冬花さん» 教えて頂いてありがとうございます!これからも頑張ります! (8月26日 23時) (レス) id: 2b937a7751 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 冬花(プロフ) - オリlフラ立っちゃってます!(話大好きです、これから頑張って下さい!) (8月26日 23時) (レス) id: b2b1031b4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すばり | 作成日時:2023年8月22日 18時

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