【ツイステ】ユニーク魔法・重力操作【文スト】

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「……これで借りは返せたか？クロウリー」


「き、君は一体…」


「ぎ、ぎゃ！？化け物なんだゾ！」


全ては親切に教えてくれたクロウリーの為にやった。そう言わんばかりの顔をすれば、驚きながらそう言われる。


「それは後で話す。一先ずこの狸をどうにかしてくれ」


暴れる狸を片手で持っていれば、聞こえてくる声。


「首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)！」


「ふぎゃっ！？なんじゃこりゃ！？」


「首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)」と聞こえてきた瞬間、狸の首に派手な首輪がつく。

声を発した人物は言葉を紡いだ。


「ハートの女王の法律・第23条『祭典の場に猫を連れ込んではならない』。猫である君は、重大な法律(ルール)違反だ。即刻退場してもらおうか」


その言葉を聞いた狸は、猫でもないと否定して炎を再び出そうとするも、出てこない。

「……無効化か…」と呟いた。


「ボクがその首輪を外すまでキミは魔法を使えない。唯の猫同然さ」


「に、にゃにー！？オレ様はペットじゃねーんだゾ！おいオマエ！俺を離せ！」


「………さっき火を向けてきた手前に今同情する気はねェ」


「ふ、ふな゛っ…」


自分では正論を言ったつもりだ。そう思っていれば、クロウリーから怒られる。


「どうにかしてください！貴方の使い魔でしょう！？しっかり躾を……」


「俺のじゃねェ」


「え？貴方のじゃない？」


どうやら自分の使い魔とやらだと勘違いされていたらしい。否定すればクロウリーは「そ、そうでしたっけ？」と惚けて言葉を続けた。

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