【文スト】霊感持ちの異能力者は毎日大変です。

国木田さん Happybirthday!!! ページ25

＊誕生招宴＊


今日は 探偵社で1番の理想主義者でおかんポジである、国木田の誕生日であった。
そして その探偵社では、朝から誕生招宴の準備をしている。


……が、しかし


『あっ、乱歩さん！ケェキ食べないでください！』

敦 ｢太宰さん！首を吊ろうとせずに 飾り付けしてください！｣

谷 ｢賢治くん！？猪を持ってこないで！？｣


探偵社一のツッコミ役である国木田は 与謝野と鏡花と一緒に依頼に行かせていて居ない。
混沌と化した空間の中 3人は必死で作業を進める。


一方 その国木田はと言うと……

与 ｢おやァ、国木田 怪我してるねェ……妾が治してやるよ｣

国 ｢い、いえ！これくらい直ぐに治ります！｣

与 ｢遠慮は要らないよ？｣

泉 ｢依頼は終わった、社に戻ろう｣


与謝野の治療という最悪の事態に 絶望していた。


▼△▼

様々なアクシデントを乗り越え社員達(殆どAと敦と谷崎がやったが)は 準備を終えていた。

─ガチャ

探偵社の扉が開かれる。


国 ｢只今 戻りまし…｣

パンパンパンッ！

国木田の声は クラッカーによって掻き消される。



｢｢｢｢｢｢｢｢『国木田/さん/君 お誕生日おめでとう/ございます！』｣｣｣｣｣｣｣｣



国木田が ポカン、とした表情になる。


『さ、主役は此方です！』

心ここに在らず、といった国木田の腕をAと鏡花が引っ張って椅子に座らせる。


太 ｢国木田君 私達からの贈答品だよ｣


太宰が それぞれのメッセージの綴られた箱を国木田に手渡す。
少し戸惑いながら箱を開けると、国木田の表情が明るくなる。


国 ｢こ、これは…｣

『この世に1つしかない 手帳と万年筆です』


黒の革が張られた手帳と黒の万年筆。
万年筆には 《kunikida》と銀の筆記体で彫られている。


敦 ｢残念ながら 社長は出張でいませんが…｣

宮 ｢その分、僕らでお祝いします！｣


国 ｢お前達…有難うな……｣

ふっ、と口元が緩む。


皆の笑顔と共に 招宴は始まった。


＊後日談＊

酒に酔った与謝野が怪我の有り無し問わず治療(という名の解体)をしたり

江戸川がケェキの殆どを食べてAが叫んだり

太宰が毒茸を食べておかしくなったり

混沌そのものの空間の中で 敦と鏡花と賢治が兎に角ほのぼのしていたり

谷崎がナオミに襲われたり

……と、国木田が1番疲れる日となったらしい。


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国木田さん Happybirthday!!!

接吻しないと出られない部屋 (リア友リク)→←謝罪…？

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