虎さんのお悩み相談室 ページ22
中島 side
皆さんこんにちは。
武装探偵社 社員。虎の異能力者の中島敦です。
却説 僕は今探偵社の下の階にある喫茶店
《うずまき》にいます。
そして 目の前に座っているのは太宰さん。
太 「敦くぅ〜ん?聞いてるぅ〜?」
敦 「あっ、はい」
太 「私は如何したら良いのかなぁ…?」
僕は今 太宰さんの悩みの相談に乗っています。
ただ、その内容が………
太 「如何したら、Aちゃんは私の事を好きになってくれるかなぁ」
なんです。
敦 「矢張り、仕事をちゃんとした方が良いのでは…」
太 「え〜?私がやらなくても国木田くんがやってくれるよ〜?」
ちゃんと自分でやって下さい。
僕も貴方の仕事を片付けてるんですからね。
敦 「では、ジサツをやめたらどうですか?」
太 「それも無理!ジサツは私の全てなのだよ!」
敦 「せめて、仕事中は……」
僕がそう云うと、太宰さんはそっと目を逸らす。
何なんですか、仕事自体やる気無いですよね。
敦 「女の人を心中に誘うのもやめた方がいいかと……」
太 「何故だい?」
……この人と話しても意味が無い気がしてきた…………。
敦 「太宰さん」
太 「なんだい?」
敦 「仕事をちゃんとして、ジサツをやめて、女の人を心中に誘うのもやめて、真面目にしていれば良いと思いますよ」
太 「えぇ〜、注文が多いなぁ」
太宰さんはそう云って 机の上にだらり、と倒れる。
太 「そうだ!敦くん、Aちゃんに私の事を如何思ってるか聞いてくれ給え!」
敦 「わ、分かりました……」
あまりにもキラキラとした瞳で頼まれたので、思わず了承してしまった。
〜
Aちゃんにうずまきに呼び出した。
『どうしたの?敦』
艶やかな黒髪を揺ながら 僕の前に座る。
太宰さんは隠れて聞いているらしい。
敦 「い、いきなりなんだけど、」
『うん』
敦 「太宰さんの事……どう思う?」
僕がそう聞くと 少し考える素振りを見せて、口を開く。
『仕事をしないジサツ嗜癖の包帯無駄使い迷惑噴射機』
……太宰さん、望みは薄そうです。
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月瀬(プロフ) - 魔異さん» リクエスト ありがとうございます!ぜひ書かせていただきます (2019年10月13日 17時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
魔異 - こんにちはです=(^.^)= リクエストです 幼女化するか猫耳メイドになって欲しいです これからも頑張れ頑張れ(*゚▽゚*) (2019年10月13日 17時) (レス) id: b37b6d06e3 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - 大阪さん» 分かりました!文ストキャラが夏目の世界に行く感じで良いですか? (2019年9月28日 8時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
大阪 - 夏目友人帳とかの、妖怪が出てくる話とのコラボ、お願いします! (2019年9月28日 8時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - ソラさん» リクエスト ありがとぉぉおおお! (2019年9月24日 20時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まふ | 作成日時:2019年6月29日 20時