恋バナ ページ12
No side
ナ 「まふさんって 恋人はいらっしゃいますの?」
唐突なナオミの質問
Aに好意を寄せる太宰は真顔になり
普段から保護者同然の国木田は硬直し
江戸川は特に気にせず
姉のように慕う年下組は 首を傾げ
女性陣は 恋バナの気配を察して集まってくる
『恋人はいないよ〜』
春 「なら、今までお付き合いした方は?」
『…居ない………かも』
女性陣 「えっ」
すれ違えば2度見するほどの美形のA
恋人が居てもおかしくはないし
寧ろ 居ると思っていた
与 「ふゥん……意外だねぇ」
与謝野が興味深そうにAを見つめる
春 「あ、なら 好みの趣向は如何ですか?」
『好みの…?うーん……』
いままで 好みの趣向なんて考えたことも無いA
1分程悩み 顔を上げる
『…歳上の方で 落ち着いてる方が良いですね』
女性陣 「ほぉ〜!」
普段 プライベートでお茶会や飲み会はするものの
Aは滅多に恋バナはしない
話題を降っても
『興味が湧きませんね』
の一言でバッサリ斬るAが
いま現在 頬を少し赤く染め 好みの趣向を話している
奇跡レベルだ
ナ 「なら、周りの殿方でお付き合いをするなら誰が良いですか?」
『えっ、周りの?』
与 「此の際だから ポートマフィアも特務科も関係なしだよ」
『うーん…強いて言うなら』
女性陣 「言うなら?」
女性陣が Aに詰め寄る
『うずまきのマスターか、黒蜥蜴の広津さん…ですかね』
女性陣 「ほぉ〜!!!」
春 「お二人共 大人の男性って感じですね」
与 「妾はてっきり 社長がくると思ったけどねェ」
『社長は何方かと言えば、お父さんですかね』
ナ 「なら 国木田さんは?」
『………………お母さん?』
Aの回答に 数名が吹き出しそうになった
太宰は隠す事無く 大声で笑い転げている
そして 顔を赤くする国木田
自分でも 保護者代わりだとは思っていたが
母親だとは思わなかったのだろう
春 「あ、ポートマフィアの首領は?」
与 「森さんかァ ま、一応歳上だね」
『幼女趣味は無理です』
春野とナオミは「幼女趣味?」と頭にはてなマークを大量に浮かべ
与謝野は 「矢っ張り」といった表情で頷く
『嗚呼 あともう1つ』
Aが 思い出したかのように言う
『太宰さんの様に 仕事をちゃんとやらない人は嫌です』
と、眉間に皺を寄せて言った
その日
太宰の溜めていた仕事は綺麗に無くなった
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月瀬(プロフ) - 魔異さん» リクエスト ありがとうございます!ぜひ書かせていただきます (2019年10月13日 17時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
魔異 - こんにちはです=(^.^)= リクエストです 幼女化するか猫耳メイドになって欲しいです これからも頑張れ頑張れ(*゚▽゚*) (2019年10月13日 17時) (レス) id: b37b6d06e3 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - 大阪さん» 分かりました!文ストキャラが夏目の世界に行く感じで良いですか? (2019年9月28日 8時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
大阪 - 夏目友人帳とかの、妖怪が出てくる話とのコラボ、お願いします! (2019年9月28日 8時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - ソラさん» リクエスト ありがとぉぉおおお! (2019年9月24日 20時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まふ | 作成日時:2019年6月29日 20時