【文スト】霊感持ちの異能力者は毎日大変です。

内心と叫び ページ28

夢野 side

森さんは この人を壊しちゃダメって言ってた。
でも僕は あんまりそれを納得してないんだ。


サルサラな黒髪、空色の瞳、真っ白な肌、優しい笑顔



こんな綺麗な人が壊れたら、もっと素敵だと思うんだ。
おねーさんの狂気が見たい。


もしかしたら 他の人にも大切にされてるのかな。
さっき ｢武装｣ って言ってたもんね。
きっとこの人も探偵社の人なんだよね。


それなら、太宰さんの苦しむ顔も見れるかな…？



それなら とっても素敵！
だって 綺麗なおねーさんの狂気と太宰さんの苦しむ顔が見れるんだもん！



〜その頃太宰〜

太 ｢嫌だぁぁあああ！！AちゃんとQの逢引なんてぶち壊すぅぅううう！！！！｣

敦 ｢太宰さん！！落ち着いてください！！！｣

太 ｢何がなんでも邪魔するぅぅううう！！！！！｣


2人が出掛けると言うのを何故か知った太宰が探偵社で暴れる。

中島、谷崎、国木田の3人で取り押さえ、
他社員(主に女性陣)はドン引きである。


太 ｢やだやだやだやだやだ！！！！！｣

国 ｢そんな事より仕事をしろッ！！あの山積みの書類を見んか！｣

太 ｢嫌だもんんん！！！！！｣

敦 ｢現実を見て下さい！｣

谷 ｢あの書類 全部太宰さんのなンですよ！｣

太 ｢嫌だぁぁあああああああああああああああああ！！！！！｣



昼のヨコハマに太宰の叫びが響く。

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