○ただいま ページ1
綾辻探偵事務所に、驚きの声が響いた。
「えぇぇぇぇぇえええ！！？」
声の主は辻村深月。
「煩い、近所迷惑だ」
そして、綾辻行人。
何に驚いているのかと言うと……
「せせせせ先生に……こ、恋人…！？しかも幼馴染みの！？」
「だからなんだ。それほど意外だったのか？俺が恋愛について興味が無いと思っていただろうが、流石に思うことは思う」
綾辻に、恋人がいた。
しかも、数年前に海外に移住したその恋人が、『今日』ここに帰ってくるらしい。
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください？私、坂口先輩からも何も聞いていないんですが！？」
恐らく上の人間も知らない筈だ。
「俺が何も言っていないだけだ」
辻村は危うく倒れる所だった。
すると、ドアが勢い良く開く音がした。
「たっだいま〜！」
綾辻は黙って猫を撫でた。晴れた声とは裏腹に、そこまで恋人の帰国を気にしていない様にも聞こえ、辻村は一瞬怖くなった。
「……君は本当に時間丁度に来るな、A」
綾辻がその名を呼んだ。
「ちょいちょい、そこは誉めようよ行人！わざわざ日本語覚え直して来たんだからね！？」
A、と呼ばれたその女性は、辻村を見付けるも手を取り、目を輝かせた。
「君が辻村深月ちゃん？私はA、よろしくね！」
「え、あ、はい！ど、どうぞよろしくお願いします！」
ちら、と綾辻を見ると、また目線は足元の猫を見ていた。
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武島排球部員+ - ありがとうございました; すっかり忘れてました(( 次から気を付けます！ (2017年6月7日 18時) (
レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
言刃(プロフ) - 良い作品ですけどオリフラ忘れてますよ！ (2017年6月6日 20時) (レス) id: 5a0e5884d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武島排球部員+ | 作成日時：2017年6月3日 22時
