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「文一くん」
風呂場から出てきた俺の袖を掴む。
「ほら龍太も風呂入り？」
しぶしぶと風呂場へ向かう龍太。
「あーぁ。ほんまどーしたらええんやろ」
ため息とともに天井へと消えていくのは、虚しいひとりごと。
もう嫌やわこんなん。
お母さんさえ生きてれば。
どっちか選べるんやったら、お父さんやなくてお母さんが良かった。
あんな無愛想な人が生き残ってるなんて。
神様は皮肉が大好きみたいやな。
俺にとってはお父さん。
他から見れば、銀行勤めのお堅いサラリーマン。
それなりの地位でそれなりの高収入。
社会的には素晴らしい人間。
でも、「愛」がない。
息子にも。
妻にも。
俺にはなんで結婚したんかもわからへん。
勉強も運動も苦手。
取り柄があるわけでもなし。
友達と呼べる人も龍太のほかにはいない。
そんな息子に父親が思うことくらい馬鹿な俺にだってわかる。
俺には失望しかしてへんくせに。
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はる。(プロフ) - 山田さんちのきりたんぽさん» これ以上ないほどのお褒めのお言葉、本当に嬉しいです！心より感謝しています！ (2018年3月27日 8時) (
レス) id: 288b74a3e8 (このIDを非表示/違反報告)
山田さんちのきりたんぽ(プロフ) - はる。さん» なんか、同じようなコメントばっかりですみませんm(_ _)mでも、ちゃんと心は込めているので、お許し下さい(>_<)私、室龍太くんが大好きなので、はる。さんの作品を読むとキュンキュンします！！ (2018年3月26日 22時) (レス) id: fd80dbcfbc (このIDを非表示/違反報告)
はる。(プロフ) - 山田さんちのきりたんぽさん» この作品にもコメントありがとうございます！本当に嬉しいです！励みになりました！今後ともよろしくお願いします！ (2018年3月26日 22時) (レス) id: 288b74a3e8 (このIDを非表示/違反報告)
山田さんちのきりたんぽ(プロフ) - この作品、とても面白いです！これからも更新頑張って下さい(*^_^*) (2018年3月26日 20時) (レス) id: fd80dbcfbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる。 | 作成日時：2017年12月8日 18時
