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マネ「ぜんっっぜんダメだな」


重「まぁ一回で取り合ってもらえるとは思ってへんし、チャンスを待とう」




とは言うものの、ほんまは不安と焦りしかない




車に乗り込むとAの様子が心配でLINEを開く



千夏さん...じゃない。

AからLINEが来てる。




慌てて開くと、そこには“早く会いたい”と一言だけ

でもAの本音が、気持ちが、その一言に詰まってる気がして嬉しかった



重「ごめん、ちょっと電話してもいい?」



マネージャーに断ると、すぐに電話をかけた




“もしもし”


ワンコールで出たAの声が元気そうで少し安心した





「LINEありがとう。

Aが倒れたって小瀧から聞いたけど、大丈夫か?」



“うん、心配かけてごめんね?

千夏、凄い勢いで病院に来てびっくりしちゃった笑

大毅くんが伝えてくれたんだよね、ありがとう”




「たまたま会って、俺もびっくりした

なんかおもしろそうな人やな」




“うん、話し始めたら止まらない笑


あの...LINEなんだけど、深い意味はないの。
もちろん、早く会いたいっていうのは本音なんだけど、今は会うべきじゃないってちゃんと分かってるし、でも、会いたいって気持ちは伝えたいと思って”




倒れたことも

小瀧が病院でAのそばについてたことも

記事の件が全く前に進まへんのも


ほんまに不安で



けど、Aの“会いたい”って本音を聞けただけで、なんか無敵アイテムをゲットできたみたいな、そんな気分になる





「なぁ、今日そっちに行ってもええ?」



Aは、え?と一瞬戸惑うような声を出す






「絶対見つからないように行くから」



“大丈夫なの?私は嬉しいけど...”



「大丈夫。待ってて」



“...分かった。でも無理しないでね”





電話を切ると、バックミラー越しにマネージャーと目が合う




マネ「絶対バレないからって凄い自信だな」


重「俺には敏腕マネージャー様が付いてますから」




2人でミラー越しに笑い合うと、そのまま俺の家に戻った



着替えをカバンに詰めると急いで車に戻った


俺を送ってマネージャーが1人で帰っていくように見せる為に、後部座席の椅子の影に隠れた


駐車場は外から見えないようになってるし、マンションの出入りでいないと思わせれば大丈夫だろう



万が一つけられててもいいように、一旦マネージャーの家に行き、車を降りて1人で帰宅したと見せかけてからAの家へ向かった

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bunny(プロフ) - かさん» わ、ごめんなさい...見てくれてる人がいると思ったらやる気出ます!!早くお届けできるように頑張ります! (2021年3月30日 10時) (レス) id: 9cbebb29f1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き足りないです、お願いデスっっ更新を…(><) (2021年3月30日 3時) (レス) id: 1dc60e8858 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさぎ | 作成日時:2021年2月6日 7時

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