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『千夏!?どうしたの?』



千「どうしたのじゃないよ!倒れたって聞いて、ななたちおばあちゃんちに預けて車飛ばしてきたんだから!!」




千夏はベッドに駆け寄ると、異常ない?とぺたぺた私の身体を触る





『千夏、ありがとう。

でも大丈夫だよ。点滴打ってもらって元気になった』




涙目の千夏に、何だか嬉しくなってしまう






小「Aちゃんはええ人らに囲まれてるやん

こんな恵まれてんのに、1人で抱え込んだらあかんで


ちゃんと周りを頼りや」






ハッとして周りを見ると、笑顔の絵麗奈さんと小瀧さんと涙目の千夏


本当だ

こんな頼れる人達がいたのに、自分が頑張らなきゃってそればっかり考えてた






『皆さん、本当にありがとうございます

今後とも私をよろしくお願いします』



絵「ふふっ、何それ笑

じゃあ手続きしてくるね」



小「Aちゃんゆっくり休みやー」





絵麗奈さんと小瀧さんが出ていくと、しばらくして看護師さんが点滴を外してくれて、私は千夏の車で帰ることになった。





------







「今日たまたま、重岡さんに会ったよ

うちの近くの公園で遊んでたら急にななが走り出して、慌てて追いかけたら重岡さんに辿り着いたの」




車に乗り込むと、千夏が唐突に話し始める






「Aが倒れてこの病院にいるって教えてくれたのも重岡さん

今すぐ病院に行きたいけど、Aの為にも自分の為にも今やらないといけない事があるからって、もし病院に行くなら様子を教えてくれって」




LINE交換しちゃった と千夏は笑っていた






『やらないといけない事...?』



「詳しくは分からないけど、週刊誌の件も聞いた。
すごく謝ってた。Aを追い込んだのは自分かもしれないって...」





そんな事ない

私が自分で自分を追い詰めてしまってただけなのに...






「でも絶対諦めないって言ってた。
本当にAの事好きで幸せにしたいって気持ちが伝わってきたよね


...でもさ、ちょっと悲しかったよ?
辛い事とかあったら言ってって言ったよね?

私もテレビは子どもの番組しか見てなくて全く知らなくて...ちゃんと芸能ニュースとか見てたら気づけたのにってちょっと反省」





『自分の中でいっぱいいっぱいになってた

ごめんね。


あと、いつもありがとう』





これからはもっともっと人を頼って、感謝を伝えていこう


そんな風に思った

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bunny(プロフ) - かさん» わ、ごめんなさい...見てくれてる人がいると思ったらやる気出ます!!早くお届けできるように頑張ります! (2021年3月30日 10時) (レス) id: 9cbebb29f1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き足りないです、お願いデスっっ更新を…(><) (2021年3月30日 3時) (レス) id: 1dc60e8858 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさぎ | 作成日時:2021年2月6日 7時

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