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あなたside
目を覚ますと目の前には白い天井
すぐに病院のベッドの上だと気づいた
本当に病院の天井って白いんだ
そんな事を冷静に思った
自分の腕に繋がれた点滴をじっと見つめる
私倒れたんだ
「Aちゃん？」
誰もいないと思ってた病室に突然声が響いた
『え、小瀧さん...どうして』
「倒れたの覚えてる？」
『はい...』
ベッド横の丸椅子に座って、よかったぁ...という小瀧さんは、本当に心配してくれてたのが伝わってくるくらい安堵の表情だった
「倒れたのは精神的なものもあるって先生言ってたで
...しげの事で悩んでんねやろ？」
精神的なもの...
私はそんなに追い込まれてたのかな...
小瀧さんの声を聞きながら、ぼーっと天井を見つめる
「Aちゃん」
名前を呼ばれて、ゆっくりと小瀧さんの方を見る
「俺、Aちゃんのこと好きやねん
しげじゃなくて、俺のこと選んで？」
大きなからだに反してとても小さな声
私の手を握る小瀧さんの顔は真っ赤だった
『ごめんなさい』
私はそっと、小瀧さんの手の中から自分の手を引いた
「ん、わかった」
悲しそうなのに笑う小瀧さんに胸が痛くなる
「自分の気持ちとか、誰にも言われへんって辛くない？
俺にやったら話してくれてええで
しげのことが好きやって」
小瀧さんはじっと見つめ、ほら、と私を促す
小さく首を振ると、大きなため息をつかれた
「そうやって自分の気持ちを言葉にしないから精神的にやられんねんで？
大丈夫やから。
誰が好きなのか、ちゃんと言ってみて」
今さっき好きだと告白してくれた小瀧さんに、私の好きな人が誰か言うなんて...
ほら、誰が好きなん？
もう一度そう聞かれて、私は小瀧さん見る
優しい顔をしている小瀧さんに、思わず口が動く
『私は...
大毅くんが、好きです』
口にした瞬間、何故だか涙が溢れた
「好きって気持ち、いっぱい我慢してたんやろ
よく頑張ったな」
頭を撫でられ、さらに涙が止まらない
「さっきしげからの電話、勝手に出てもうた」
ごめんな、と私の携帯を差し出す
「むっちゃ心配してた
自分の気持ち正直に話す事がしげのためやで」
あと、俺もいつでも聞くから
そう言って、泣く私の隣にいつまでいてくれた
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bunny(プロフ) - かさん» わ、ごめんなさい...見てくれてる人がいると思ったらやる気出ます！！早くお届けできるように頑張ります！ (2021年3月30日 10時) (
レス) id: 9cbebb29f1 (このIDを非表示/違反報告)
か - 続き足りないです、お願いデスっっ更新を…(><) (2021年3月30日 3時) (レス) id: 1dc60e8858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2021年2月6日 7時
