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STORY 70 ページ31

逃げた……



また逃げちゃった………



もう御幸は私の事を嫌いになっただろう……



走り続けた………そして家に着いた…………



一番落ち着く場所……私の逃げ道………



ここにいればなにも怖くない……




私は布団に潜り、ひたすらに泣いた………

=========================

母「お茶でいいかな?」


「すいません、ありがとうございます。仕事は…」


母「あと30分ぐらいしたら行くの」


「あ、そうなんすか…」




30分か……すぐだなぁ…今のうちに聞いとかねぇーと




母「ん?どうしたの?」


「日波の事…聞きたくて……昔の事を」


母「ほうほう…だからAは泣いてたのか……」


「帰ってきてるんですか⁈」


母「うん、さっきね。帰ってきてそのまま部屋に籠ったけどw」


「日波は…裏切られた……って…みんなに騙されたって……」


母「Aは昔から人によく好かれてたからね〜」


「そうだったんですか?」


母「それが裏目に出ちゃったのかな…」


「…」




なんだよそれ…




母「野球も一年生から試合出てたし…」


「なんだよそれ…なんなんだよ……それってただの嫉妬じゃないっすか!」


母「御幸くんはいい人ね、Aを心配してくれて…だからAも話そうとしたんだ……あ、時間だ。御幸くんゆっくりしてってね!」


「は、はい」


母「Aの事……よろしくね、部屋にいるから」


「わかりました」




そう言って日波母は仕事に向かった




母「A…いい人に出会えてよかったね」














「日波…」




鍵、空いてる……




「入るぞ」




ガチャ…




『来ないで…』


「…」




一瞬足が止まったが俺は部屋に入った


そして布団をめくった




『…』




泣きすぎて目が赤くなっていた




「お前は…なんも悪い事してねぇーよ…」


『……したよ…みんなの気持ちも知らないで……私だけ…楽しい事してた…それでみんな……』


「また逃げんのか?」


『っ!!』


「なにも悪くないのに自分のせいにして…そんなんじゃ、いつになっても吹っ切れねぇ…ずっと、ずっとそうやって過去から怯えて暮らすのか?」


『御幸にはわかんないよ!この気持ち…知らない間に友達がいなくなる事なんて!!』


「っ…」




日波は起き上がって俺を睨みつけた

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しーちゃん(プロフ) - 中本ゆずきはいつ消えるんですか?見るたび腹が立って仕方ありません(*`Д´)ノ!!!夢主のために悪女達が早く消えるように更新頑張って下さい!!← (2015年1月29日 16時) (レス) id: 4e5ea909e4 (このIDを非表示/違反報告)
マンガ大好き*ローちゃん* - 明けましておめでとうございます。 もう、毎日の様にチェックしています!更新頑張って下さい!! (2015年1月1日 10時) (レス) id: 0c74ca56f8 (このIDを非表示/違反報告)
ハルル - 続編も楽しく読んでいます!! コレからも続き頑張ってくだい♪♪ (2014年12月14日 20時) (レス) id: 52ee141386 (このIDを非表示/違反報告)
mino猫(プロフ) - すごくおもしろいです!続き楽しみです! (2014年12月14日 11時) (レス) id: ea3f30a4f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月の下 | 作成日時:2014年12月11日 1時

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