第１話［好物］ ページ2
Aside
私達人は恋をする。
異性にも同性にも。
だが、その恋は愛でいいのか。
恋というのは誰かを好きになることだ。
もし、愛も恋にいれるなら母親は私に恋してたってことになる。
だから、難しい。
佐「おい」
放課後教室の机でぼーっとしていたらこの佐久早聖臣に話しかけられる。
「どうした？」
佐「帰るぞ」
私の荷物をドンと床から机のうえに置く佐久早。
「うん」
鞄を背負い廊下に出る。
「ねえ。佐久早は私を好きなの？愛してるの？」
佐「どっちも」
どっちも。
難しい。
なら親と子の禁断の恋みたいなそんな感じなのだろうか。
なわけない。
佐「じゃあAは俺の事好きなの？」
「愛しているよ。幼なじみとして」
佐「というと？」
乗ってきてくれた。嬉しい。
「恋と愛は違う。私は相手に対して付き合いたいとか接触したいとかそういうのは恋。守りたいや正反対の傷つけたいは愛だと思う」
佐「傷つけたいわけ？俺を」
「ちがうよ。私は1人の人間、まあ一つの生命体として君を愛しているだけだ。接触したいなど思わない。話していたい。それだけだ」
すると、学校の門付近まで着く
佐「じゃあ、俺がAと付き合いたいって言ったらどうする？」
「お断りするよ。こんなこと言うのもあれだが、君を思っているのは私だけじゃない。この学院にいる女子でたくさんいるだろう。贅沢言うが愛していてほしい、私を、恋じゃなくてだ。まあ。この思いが隣の庭はよく見えるっていう現象と一緒ならなんとも言えないが」
これだから恋は難しい。
恋愛なんてしたことないからな。
いや、愛のほうなら絶賛取組中だがな。
佐「Aがいい」
「そうか、べつに私が君の権利をもっているわけじゃない。それに問いの答えがどっちもなら良い。愛されていたいだけだからな」
佐「恋でもしてんの？」
「分らない。もし気づいたら言うと約束しよう」
佐「もしかして、ともならないの？」
「そんなこと考えている暇あったらどうして君から離れたくないかを考える」
佐「好きだからじゃないの？」
「その好きは愛か恋かだよ」
これが恋なら交際を始めよう。
違うなら黙っていよう、
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このこの - 北さんの下の名前違う…笑信介ですよ‼️ (12月1日 14時) (
レス) id: ba18ff9a3d (このIDを非表示/違反報告)
モモ - この小説すきです！恋の行き先が気になります！侑はゆうと打ったらでてきました (2023年1月31日 17時) (レス) @page9 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文才無 | 作成日時：2020年6月13日 21時
