“ヨコハマ”の素敵な巫女【文スト×東方】 (ページ6)

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1 武装探偵社ページ6

【…】

『はぁ…めんどくさい…』

霊夢はヨコハマの町中、と言っても人通りの少ない道を歩いていた。
肩には大きめのバッグが下げられていた。

霊夢が神社から歩いて数十分、霊夢が足を止めたのはある古ぼけたビルの前
中に入り階段で4階へ向かう…
そして、4階の扉のない部屋へ入ると…

『国木田～太宰～来てやったわよ』

そう、ここは武装探偵社。
そして目の前には…

国木田「霊夢さん！ご無沙汰してます」
乱歩「あ、霊夢！」
与謝野「久しぶりだね～」
賢治「霊夢さんこんにちわ！」

『まずこの状況を説明してくれる？』

そう、中はいつもの整ったオフィスではなく壁には銃弾、天井はひび割れ、窓ガラスの割れ、黒服が数人倒れこんでいたボロボロのオフィスだった。

そして、老人の腕をボキッと逆向きにする国木田、鉈を持った与謝野、黒服の山の上に座る賢治、何事も無かったようにラムネを飲む乱歩の姿があったからだ。
だが霊夢はすぐに理解した。

『あ、襲撃か…』

と、その時

敦「やめろー！」

珍しい白髪の少年が叫びながら入ってき、この光景を見て
「え？」
となっていた。

敦「え、遊撃部隊の…え？」
国木田「おい小僧！お前のせいで最悪な事態になったじゃないか！
あぁ…壊された備品の買い替え、オフィスのリフォーム、民間への謝罪にいくらかかると思っているんだ！」
賢治「国木田さん、この人たちどうします？」
国木田「あぁ、そいつらなら窓から投げ捨てておけ」
賢治「了解～」

この光景は一体なんだろうか
倒された黒服は全員賢治に窓から投げ捨てられている。
敵とは言えど、可哀想と同情はしよう。

敦「そっか…最悪な事態…アハハ…」

ふと隣を見れば少年が泣いていた。

『ちょっとあんた、大丈夫？』
敦「え、あ、え？な、何がですか？
それと貴方は…」
『貴方、泣いてたわよ？
あ、自己紹介がまだだったわね
私の名は博麗霊夢、博麗神社の巫女よ』
敦「み、巫女さんがなぜここへ？」
『まぁ、色々と、ね』
敦「はぁ…」

敦は国木田に片付けを手伝わされかけたところ、乱歩に連れていかれた。
そして、今日来た理由は…

『これがこの間の…
で、こっちは…』
国木田「ふむ…」

ヨコハマの治安調査
霊夢と武装探偵社で行っているものだ。
2週間に1回の頻度で霊夢は武装探偵社を訪れ、こうやって国木田と話し合いをする。
そして終わり、帰っていたところ…

「見つけた」
『ん？お嬢ちゃんひと…』

次の日、霊夢は行方不明となった。