甘い香りに誘われて ページ9
中「お前…どれだけ食うんだよ…。その胃袋ってかブラックホールは何処に在るんだよ。」
俺、中原中也、大学生でバイト中の俺には幼少の頃からの幼馴染がいる。
名前はA。見た目は華奢だがとてつもない食いしん坊である。今でさえもあれやこれやと散々付き合わされている。
A「何言ってるの!秋と言えば食欲の秋!焼き芋に栗、秋刀魚に塩でしょ!」
Aはさぞ自慢気に言い放った。
中「最後に関しては只の調理だがな。ったく。食べ過ぎも程々にしておけよ。いつリバウンドするかわからないからな。」
俺の溜め息も余所に、「あ!鯛焼きがある!行こ!!」と俺の腕を引っ張るA。
それがずっと昔から変わらなくて。
何処か、いとおしさを感じる。
A「おじさん!鯛焼き2つ下さい!」
店員「あいよ!おや?お嬢ちゃん彼氏とデートか?お熱いねぇ…。」
A「へ!?///」
何とも間抜けな声を出し、顔を赤くするA。
…可愛い、なんて思ってない。思ってないからな。
中「いや、こいつとは幼馴染なんですよ。今日は大学の帰りにあちこち回っていたんです。」
店員「ほお。そうだったのかい。良かったねぇ君。こんな可愛い幼馴染がいて。」
A・中「「なっ…!?///」」
店員「はっはっは!はいこれ鯛焼き。もう一つはおじちゃんからのサービスだよ!」
A「やったー!ありがとうございます!」
中「じゃあ。」
店員「またおいでよー!!」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
A「優しいおじさんだったね!」
中「…そうだな。」
何故だろう。何故かはわからない。
あの笑顔が別の人に向けられていたことが…
イライラするのだ。
A「…中也?大丈夫?」
中「お、おう。」
A「そう?なら良いけど。
あっ!おまけの鯛焼き、中身さつまいも餡で出来てるよ!!」
中「お!すげえ!」
A「…。美味しい!!中也食べてみて!!」
中「…。うめぇ!!」A「でしょ!?」
中(…あ?)A(もしかしてこれって…)
A・中((間接キス!?))
中「…残り、お前が食えよ…。」
俺の顔は恐らく真っ赤だろう。
成るべく顔を見せないよう、そっぽを向きながら俺は声を出した。
A「い、いや、中也が食べなよ…。」
何処かたどたどしく話すA。
…お互い顔を赤くしながら俺は自分の気持ちに気づくのだった。
はい駄作ぅ!オチ何これぇ!?
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双黒の片割れ - 赤珠(仮)さん» おかえりー (2018年9月11日 22時) (レス) id: 048916dcb2 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠(仮) - 双黒の片割れさん» ただいま (2018年9月9日 10時) (レス) id: adf7a95d2f (このIDを非表示/違反報告)
双黒の片割れ - 赤珠(元 チョコうさ。)さん» 惚れられた← (2018年7月29日 12時) (レス) id: 048916dcb2 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠(元 チョコうさ。)(プロフ) - やばい中也さんに惚れた← (2018年7月20日 10時) (レス) id: 5fa7fae13e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:双黒の片割れ&赤珠(元 チョコうさ。) | 作者ホームページ:http://flower1218
作成日時:2018年7月16日 9時