わたくしの...。 ページ40
ユリム視点
イルマくんがス魔ホで誰かに電話したり、ウエスタンくんたちが色々な準備をして、席を外している時。
「会長。」
アメリ「はっはひっ!!」
私は声をかけた。
「少しお話よろしいでしょうか？」
会長はコクリと弱々しく頷いた。
どうしたら伝わるだろうか。
アメリ視点
新しく入ってきた役員のユリウスさんが目の前に来て、話があると言った。
彼、不思議で少し...怖いのよね。
「単刀直入に聞きます。貴女様の
アメリ「わ、
「はい。」
アメリ「わたくしはっ、
会長の座を降りて、フツウの女生徒として平穏に過ごして、そして...。
すると少しの沈黙の後、意外な言葉が帰ってきた。
「ほぅ。それなら、素直に降りればいいのでは？」
アメリ「え？でっ、でも!!みんなが!!」
「私たちがどうかしましたか？それが貴女様の
私は彼が『彼』ではないような錯覚に陥った。
困惑しているところに、更に『彼』は続ける。
「でも貴女様はそうしない。では何故？それは簡単だ。
こっ怖いっ!!
わたくしはっ、どうしたらっ!?
でも、この感情は『彼』が次に発した言葉で吹き飛ばされた。
「私たちは...どんな貴女様でも、ついていきます。」
小さいけど、今まで聞いた声の中で一番優しい声で、彼は照れるように言った。
アメリ「へ？」
私が混乱していると『お時間を頂戴してしまい、申し訳ありません。では、失礼致します。』と言ってどこかへ行ってしまった。
どっどうも!!作者です!!
長めでした。考えるのに時間がかかった...。
次回、少しとばします。
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作者名：月見里 市ゆり | 作成日時：2020年3月28日 9時
