心配してくれ。 ページ37
ユリム視点
生徒会業務も終わり、結構遅い時間。私はいつもより忙しい放課後(気分的に)を迎えていた。
今、教師用の制服に着替えて職員室へ向かっている。
勿論、カルエゴ先生の条件を果たすためだ。
『そんなのいくらでも、どうぞどうぞ!!』とは言ったものの、結構忙しい。
ロミエール君の花をララリちゃんにアイスフラワーにしてもらわなければいけないし、明日の準備と教師としての仕事もある。
あっ、メルト様に変装を見せなければいけなかったんだった！
あ″あ″〜〜!!!!
と、心の中で思いながらも職員室に入っていく。職員室に入ると、そこにはカルエゴ先生しかいなかった。
「カルエゴ先生、お疲れ様です。今日の
カルエゴ「まったく...あいつらはいつも通りアホで、騒がしかった。」
「左様でございますかっ...！」
私はぷふっと笑う。
いつも通りアホって!!カルエゴ先生らしい。
私が笑っていると、カルエゴ先生がぼそっと何か言った。
カルエゴ「......俺の事は心配してくれないのか。」
「え？先生？今、なにか言いました？」
カルエゴ「いっいや、何でもない。...気にするな。」
「そうですか...もう帰りましょう、カルエゴ先生。お待たせしてしまってすみません。」
カルエゴ「頭を下げるな、もう十分だ。」
「はい。すみ...分かりました。」
先生が何を言おうとしたのか不思議に思いながら、私は先生と一緒に帰路の徒に着いた。
どうも！作者です！
カルエゴ先生の『俺』初出です！←結構好き。
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作者名：月見里 市ゆり | 作成日時：2020年3月28日 9時
