見解 ページ20
ユリム視点
モモノキ「名前は？」
アメリ「アザセル・アメリです。」
モモノキ「学年は？」
アメリ「２年...」
モモノキ「自分が生徒会長だったことは覚えてる？」
アメリ「はい。以前の自分のことは大体...その...少々粗暴...でした。」
私の隣には厳しい顔をしたカルエゴ先生がいる。
ワオ...凄い変わり様。
まぁ、私の時と同じか。
モモノキ「ーー記憶はしっかりしてる。精神面への魔術とみてまず、間違いないわね。」
アメリ会長には待ってもらって、私たちはモモノキ先生の見解を聞く。
モモノキ「謎の煙を浴びたって言ってたけど、乙女モードにする魔術なんて初見よ。」
イルマ「解くのは難しいんですか？」
私もこれが聞きたかった。
私は一通り魔術の授業は受けているけど、専門家ではないので、そこまで詳しくはない。
モモノキ「魔術がすごくこんがらがっているのよ。素人が編んだセーターみたい。ムリヤリほどくのは無理だけど、術自体は簡単なものだから時間が経てば元に戻るはずよ。」
モモノキ「とにかく経過をみていくしかないわね。」
イルマ「はぁ...」
「ありがとうございました。モモノキ先生。カルエゴ先生もご足労頂き、ありがとうございました。」
モモノキ「君たちも！シャキっとしなさい！」
「モモノキ先生のおっしゃる通りだ。しっかりしろ。...私も手伝えるようにするから！ね！」
4人「はぁ...。」
ずんと沈んでいる4人を
私も出動せねば！
そう思った。
どうも！作者です！
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作者名：月見里 市ゆり | 作成日時：2020年3月28日 9時
