拘束 ページ2
「だって実希人、すぐ逃げるだろ?だから縛った☆」←
「当たり前みたいに云わないでくれます?」←
何時も通り彼とは息が合わない。
相棒だった時だって、戦闘の時はよかったものの私生活まで共にした朔太郎にはペースを崩されるばかりだった。
しかも潔癖症である鏡助にベタベタと素手で触ってくる。
それが一番鏡助には耐えられないことだった。朔太郎に悪気がないのは分かっているが、苛つくものは苛つくのだ。
「早く離してください。
縛る時も貴方に触られていたと考えると寒気がします」←
「酷くね?」←
サラッと毒を吐く鏡助に、朔太郎は少し傷つく。だがこれも相棒だった時は日常茶飯事だ。
「…Please make sure to spread it.」
(ふざけるのも大概にしてください。)
「Wow.Afraid scary.
Don't say such a thing.」
(わお。怖い怖い。
そんなこと云わないでよ)
米国語のほうが話しやすいと思ったのか、鏡助はいきなり米国語を話し始める。それに朔太郎は対応した。
「I love you.
Is it good to be together?」
(僕は君が大好きなんだよ。
一緒にいるくらいいいでしょう?)
「I'm sorry.」
(嫌です。)
「Oh…」
(おう…)
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都花 - 『いやらしい』→ご馳走様ですッッ!! (2020年9月3日 22時) (レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)
汐海(プロフ) - いつまでも、待ってます (2019年3月18日 21時) (レス) id: b0ce010f61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鶴喰 蛍 | 作成日時:2019年1月12日 17時