[ＲＫＲＮ］綾部と私の３６５日＊3

be with you *58 ページ9

私はその滝夜叉丸の勢いに押されながら、





A 「落ち着け滝夜叉丸！…つまり、どういうことだ？」


滝夜叉丸「つまり喜八郎には、興味があるくの一が居るに違いないのだ！！！」


A 「はぁ！？いやいや、一体どう考えたらそうなるんだ！」




私が笑いながら流そうとすると、
滝夜叉丸は私にずいと歩み寄る。


滝夜叉丸「今までの四年間一度もくの一の話に口を挟むことはなかった喜八郎のことだ！
　 こう考えるのが妥当と言えば妥当なのだ。
　
　 …最近一緒にいるAなら心当たりのある人物でも知っているかと思ったのだが」




A「いや、知らん！初耳だ…！」









だいたい、「女の勘」という武器を持ち合わせているくの一教室の皆に近づくほど、
私はおいそれ者ではない。


これまでもなるたけくの一教室から離れて行動するようにしていたし、
もちろんタカ丸さんからも離れていた←









私が答えると、滝夜叉丸はがっかりするような素振りを見せる。

滝夜叉丸「っ、何だ、そうか…。
　 なら私とお前で小当たりに当たってみる必要があるな…」




A「え！？ま、まあ…気は進まないが、気になる」←









・









『綾部に、想い人がいる』―――――――･･･




まさかと思っていただけに衝撃は大きいものだった。

滝夜叉丸の憶測にすぎない、
と自分に言い聞かせようとしても心は晴れない。




なんだか心寂しいような、
複雑な思いが胸中をかすめたのは気のせいだと信じたい。








A「じゃ、私はもう行かないと」


滝夜叉丸「そうか。ではまた後でな」









私は煩わしさを心の底に押し込んで、
今度こそ、今度こそ、今度こそ滝夜叉丸と別れた。



さて、三木ヱ門のところに行かないと！！！！

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≪今日のラッキーアクション≫

自分の自慢話を誰かに語りまくれ！！３時間語れれば合格。

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