[ＲＫＲＮ］綾部と私の３６５日＊2

be with you *34 ページ10

結局綾部は、私がなぜ男子の忍たまとして入学したのかの事情、
私が学園に入った理由などは一切聞かなかった。









…綾部のことだからただ単に興味がないからだろうけれど←

けれど正体がわかってしまった今、口止めしなくては。



やすやすと言ってしまったが、
よく考えれば私は忍術学園にいられなくなる可能性が高い。









A「おい、綾部？」


綾部「んー？」



前を歩いていた綾部は首だけこちらに向けて返事をする。




A「私がくの一であることは、絶対に他言するんじゃないぞ！」


綾部「え？そうなの？」


A「そうなの？って…。…いいか、私は誰にも言うなと学園長先生に言われているんだ！
　 さっきはー、流れでつい、認めてしまったが…」



綾部「じゃあ僕が皆にこの事を言ってしまったら、Aは学園に
　 居られなくなるかもしれない、ってことだねー」






綾部は無表情のまま、そう静かに言うものだから、
本当に実行に移しそうで恐ろしい。




A「駄目だ、絶対絶対にだ！」




それに、綾部にわかってしまった今、
同室の三木ヱ門に隠し通す自信も無いように思えてくる…。



綾部よりもすぐに感づかれてしまいそうだ。









綾部「言わないよー、誰にも」


A「(いまいち信じられんが)頼んだ…」


私は手を合わせて頼み込んだ。
綾部の無表情さが、今更だがやっぱり恐い←





こうして私たちは無事にとりあえず忍術学園に戻ってきた。

…私を除いて。

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≪今日のラッキーアクション≫

今日１日は武闘派になるべし。勝ォーー負ーーーーーーーーッ！

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