be with you *47 ページ23
A「もし…、私がこの時代の人間でないと言ったら、どう思う」
私は唇をかみしめて、
顔を伏せた。
・・・!?
私は何を言っているんだ。
一番口にしてはいけないことなのに。
自分で口に出しつつも、自分で驚いてしまう。
一方の綾部はといえば、完全に足を止めていた。
綾部が目を見開いて
こちらを見据える気配がする。
私は視線を合わせようかどうか迷ったけれど、結局自分の足元を見つめるに終始した。
綾部は少し目を伏せると、
綾部「どうって…。」
顔は見えないが、
困惑していることがはっきりと分かる、そんな口調。
それは至極自然な反応だと思う。
私は後悔しながら、
無理やり笑顔をつくってみせた。
A「あっはは、冗談だ、冗談!!!
今のはあんまりひねりがなかったなー、うん」←
綾部「…ふぅん」
綾部は私をいぶかしげに眺めた後、
私から背を向けて再び歩き始めた。
閑静とした山の中で、
乾いた落ち葉を踏みしめる、小気味いい音が響き渡る。
けれど私には、それがなんだか物悲しく聞こえた。
…私、何を期待していたんだろ。
何がどう変わるという訳でもないのに。
こういう事は話したとしても
逆効果になるんだ…。
またため息が出た。
それは無意識だった。
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≪今日のラッキーアクション≫
今日1日は武闘派になるべし。勝ォーー負ーーーーーーーーッ!
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クラオタになった生まれたて - サラスティーさん» 嬉しいです( 〃▽〃)あ、タメで構いません! (2015年3月27日 11時) (携帯から) (レス) id: 079e5a0b02 (このIDを非表示/違反報告)
サラスティー(プロフ) - クラスタになった生まれたてさん» クラスタになったんですか!(笑)そんな嬉しいこと言って頂いて・・・!是非、こんな私でよければ! (2015年3月26日 19時) (レス) id: 74dfc3bef1 (このIDを非表示/違反報告)
クラスタになった生まれたて - 綾部の細かい心理描写が可愛すぎる…楽しいです!!☆ヽ(▽⌒*)サラスティーさん、お友達になって頂けませんか!? (2015年3月26日 16時) (携帯から) (レス) id: 079e5a0b02 (このIDを非表示/違反報告)
サラスティー(プロフ) - また生まれたてさん» 読みやすいだなんて嬉しいです!話運びが良い!?そんなお言葉は頂いたことないので幸せです! (2015年3月23日 19時) (レス) id: 74dfc3bef1 (このIDを非表示/違反報告)
サラスティー(プロフ) - 真夏の愛の夢さん» 嬉しいです!これからも文章力磨きます!(笑)頑張ります。 (2015年3月23日 19時) (レス) id: 74dfc3bef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サラスティー | 作成日時:2014年12月10日 1時