[ＲＫＲＮ］綾部と私の３６５日＊2

be with you *35 ページ11

学園の門に入った後で、私たち二人のグループは先生から評価を受けた。






…私は。

案の定、といってはなんだが、仕草や立ち振る舞いで減点が多かった。



それに先生のほうも、
私がくの一だということは知っているうえで女装の評価をしている分、
辛口な評価ばかりだ。



A「ここまで見ていたなんて…」


綾部「あー窮屈だった」



評価が終わるや否や、
綾部はすぐに波がかった髪の毛をほどき始めた。





A「へぇ、似合っていた気もするけど」




私が冗談半分で言ってみると、
綾部はちら、と私に目をやって、




綾部「たとえ似合っていたとしても、僕は楽なほうが好きだから」


A「そんなものか」





そして、私がそのまま綾部と一緒に
脱衣所に向かおうとすると、不意に綾部の足が止まった。



綾部「ちょっと」


A「何？」


綾部「Aは長屋で着替えて」



A「んーそうは言ってもだな…。私の装束はこの先に置きっぱなしだし…。
　 それに長屋で着替えているときに三木ヱ門が入ってきたら、それこそ大惨事だろう」




まあ綾部が言うのも無理はないけれど。

これ以上正体が知れ渡るわけにもいかない。






綾部は何か言いたそうな顔をして、口を開きかける。
けれど、


あ、そう。とつぶやくと、

そのまま歩いて行ったので、私も後に続いた。

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≪今日のラッキーアクション≫

今日１日は武闘派になるべし。勝ォーー負ーーーーーーーーッ！

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