be with you *24 ページ25
さて、と向きなおると、
田村さんは私の布団を敷いてくれている最中だった。
A「あ、ああありがとう」
あわてて駆け寄ってお礼を言うと、
田村さんは眠たそうに、けれど笑顔で自己紹介をする。
田村「田村三木ヱ門です。宜しく」
A「わ、私は西坂A。今日から、宜しく」
緊張で言葉を噛みつつも私も自己紹介をする。
田村「A？変わった名前だな」
A「よく言われますよ…」
本日二回目ですね、いただきました。←
私たちは布団の中にもぐりこんだ。
やっと寝れるかと思ったのもつかのま、
田村さんは続けて、
田村「なあなあ、A…だっけか、何か得意な武器はあるのか？」
！？
武器！？
この時代だと…大砲とか？
火縄銃なんかもあるのかなあ。
A「えっと…」
いや、下手に墓穴を掘るより、ここは正直に言うしか道はない…
A「実は、私は最近まで遠くの町で商人をしていたものだから、
忍術のことや武器なんかはよくわからないんだ…」
田村「そうなのか！」
田村さんは目を丸くする。
田村「タカ丸さんみたいだな」
A「誰ですか？その人」
また知らない人が出てきたなぁ…
田村「あぁ、四年は組の人なんだが、実は私たちよりも年上なんだ。
というのも、つい最近まで髪結いの仕事をしていて、忍術の経験がないので四年生に編入された
というわけなんだ」
A「へぇ、そうなんですか」
私が眠い頭で必死に理解しようと聞いていると、
田村さんは急に元気な声で、
田村「A、だったか？今日から我々は同室なんだ、
私のことは『三木ヱ門』と呼び捨てで呼んでもらって構わないからな！」
A「お、おう…っ！」
田村「明日、私の愛する石火矢たちを紹介してやろう！」
A「お、おう…っ？」
なんだか荒れそうな気がするけれど、楽しくなりそうだ。
私が三木ヱ門に初めて会った時の印象は、そんな感じだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サラスティー(プロフ) - テニプリ★神さん» 遅れて申し訳ありません！コメント、とても嬉しかったです！ここまで言って頂けるなんて私は幸せ者です・・・！ (2015年3月19日 2時) (
レス) id: 74dfc3bef1 (このIDを非表示/違反報告)
サラスティー(プロフ) - うわわ、もう恥ずかしすぎてm(__)m文才が本当にないし、ぐだぐだ長いだけなんだけど、読んだら駄目だし待ってるよ☆ありがとう！！ちょっと大丈夫かしら・・・((((( (2015年3月13日 2時) (レス) id: 74dfc3bef1 (このIDを非表示/違反報告)
K7@はなこ(プロフ) - さてぃー、小説書いてたんだね！しかも、私の好きな喜八郎で！読む！読むね！ちょ、、読むね！眠いから、寝て起きたら読むね！← (2015年3月13日 1時) (レス) id: 3fa78626d1 (このIDを非表示/違反報告)
テニプリ★神 - 文才が！文才がありますね！面白かったです。これからも読み続けたいと思います。 (2015年3月7日 23時) (レス) id: e1909ab02c (このIDを非表示/違反報告)
サラスティー(プロフ) - 光栄ですm(__)m嬉しすぎます！ありがとうございます…！ (2015年2月21日 15時) (レス) id: 74dfc3bef1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サラスティー | 作成日時：2014年12月2日 1時
