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カルテ20 ページ21






「こっ、之はこうなの…?」
「はっ、入らなっ…」
「えぇッ!!?」



試着室からそんな声が聞こえ不安しかない敦だったが、その数分後に
「おっ、終わりましたァ………」
という声が聞こえたので安堵の息を漏らす。





「シロさん、開けますよ〜?」
「う……うぅ…」



シロの泣きそうな声が聞こえナオミが勢いよくシャッとカーテンを開ける。




















「はぅ…………うぅ……」

「「!!!!??/////////」」



中には弱々しく震え赤面しているシロが居た。
綺麗で真っ白な素足が腰元から裂けている布の中から見え、首元も少し空いているその姿は妖艶だった。






「之は亦、可愛くなったもンだねェ。…之も付けてあげよう。敦、この鎖持ってな。」
「…?はい。」


皆が黙る中第一声を放った与謝野が鎖を敦に渡して何かを持ってシロに近づく。









シロの首元に付けられたのは、首輪だった。






「きゃぁぁぁ!!!中国服に首輪なんてッ…あぁ…」
「なっ、ナオミさん!?」


破壊力が凄まじいシロの姿にナオミが気絶し、敦が慌てて受け止める。



「っん…………」



シャラッという音と共に、鎖で繋がれていたシロが色っぽい声を上げる。



「敦、シロが苦しそうだから向こう行ってやりな。ナオミを頂戴。」
「はっ、はい…」



寸での所で受け止めたナオミを与謝野に渡した敦はシロの所に向かう。





「え、えっと………」
「あっくん…」



上目遣いで見てくるシロを前に敦の何かが又もや切れそうだったがグッと堪える。




「にっ、似合ってるよ?」←
「そっ、そうかな…?足がスースーして気持ち悪くて…」
「そっ、そうなの?」


2人は目を見合わせ徐々に顔が赤くなる。









「まるで初々しい番の様ですね。」
「最初は主人と犬路線でやってみたけど…之は之で乙な物だね。」




女性陣の目の保養になっていた事を2人は知る由も無かった。

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No.0 - 42話の敦くんの一人称が俺になっています。何か意図があって俺にしていたなら、すみません! (2019年1月27日 17時) (レス) id: f53043040e (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - おもしろいです。続編希望です (2017年7月20日 5時) (レス) id: 84b7979bce (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - こんな遅くですが読んでて凄く楽しかったです!続編希望です!! (2017年3月19日 19時) (レス) id: bacc85789b (このIDを非表示/違反報告)
赤月 - 完結おめでとうございます!続編希望です! (2016年10月31日 16時) (レス) id: 196406772c (このIDを非表示/違反報告)
赤喰 - 完結おめでとうございます!続編作って欲しいです!! (2016年9月26日 23時) (レス) id: 63178f43ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十一葉(といちば)さん | 作成日時:2016年8月9日 17時

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