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Oside
すると、良い雰囲気をぶち壊すように鳴り響いたスマホの着信音。
松本クンと表示された画面を見て、咄嗟に事件が起きたのを察する。
「出ていいよ。どーせ、事件でしょ？」
「す、すまないね。」
櫻井クンは呆れつつ、許してくれた。
『大野さん、事件です。例の死神関連らしいです。過去に我々が追っていた未解決事件の犯人が死神に殺されたそうです。』
また、偽死神か…。
何か死神関連と言われるとゾクッとするから、やめてほしいね。
「分かった。すぐに向かうよ。」
『現場は○○区の○○ビルの側です。』
「了解。」
切ると櫻井クンはパソコンの画面とにらめっこしていて、早く行けばという視線が凄い。
「…櫻井クン。」
「早く偽死神、逮捕してほしーな。」
「キミの期待に応えられるように捜査、頑張るよ。」
「うん。まぁ、俺の知ってるおーのさんなら、すぐに逮捕してくれそーだけどね？」
「そのイメージを壊さないようにしないとね。じゃあ、また来るよ。」
櫻井クンの病室を出て、松本クンに指定された現場に急いで向かう。
・
・
・
ブルーシートが掛けられて、重々しい雰囲気が現場には漂っていた。
「大野さん、ようやく来ましたね。」
「遅くなったかな？また、死神なんだよね？」
「ええ。大野さんの仰る通り、死神です。」
「二宮クン、錦戸クン、キミ達は偉いね。こんなに朝早くから現場に向かえるだから。」
「正直、勘弁してほしいですよ。二宮君と俺、共同生活してるんですけど、やってくれたなぁって愚痴を言いながら、来ましたよ。」
二宮クンと錦戸クンは共同生活、つまり、シェアハウスをしているんだね。
今の初耳だよ。
「錦、みっともないです。私は大野さんに少しでも良い風に見られたいんですから、下げるような事を言うのはやめて下さい。」
「ごめん、二宮君っ！」
錦戸クンの二宮クンに対する執着は私に対する櫻井クンのレベルを遥かに超えている。
「でも、二人の人間味のある所が垣間見れて良かったけどなぁ。さぁ、今回も早く解決させよう…と言っても、相手は死神だからなぁ。解決しようが無いかもしれないねぇ。」
「でも…死んで正解ですよ。今まで野放しにされていた悪人がこの世から消えたんですから。」
「死神に感謝しないといかへんなんて、何か変な気分ですね。」
今までの会話を振り返ると二宮クンが右と言えば、錦戸クンは二宮クンの思うがままに右を向く感じだね。
ああ、偽死神、厄介だ。
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山風無限(プロフ) - ピーチさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！！凄く励みになります！もうすぐ移行するので、そちらでも宜しくお願いします！ (2018年1月8日 21時) (
レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ - 初めてまして！とっても面白いです(*^▽^*)これからも楽しみにしています(^^) (2018年1月8日 21時) (レス) id: 61c51a5765 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます！色々な問題が残されたまま、ストーリーが展開していますが、後々、触れて回収していきます！個人的にはニノを早く出したいのですが…もう少しお待ち下さい！これからも作品を宜しくお願いします！ (2017年12月23日 15時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - そうなんですね！ 大野くんの過去に何があったのか、翔くんが死神としてどのように活躍するのか、も含めて、楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2017年12月23日 13時) (レス) id: 4e40d0702b (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます！その質問は来ると思ってました。ニノは後々、登場させるつもりです。山コンビに深く関わってくるポジションなのでお楽しみにして下さい。これからも作品を宜しくお願いします！ (2017年12月22日 6時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限 | 作成日時：2017年11月19日 14時
