三条部屋での昼餉。 ページ10
こうして、なんとお二人と一緒に昼餉を食べることになり
お二人の住んでいる「三条部屋」へと案内された。
今剣「はいりますよー!」
今剣さんが一言掛けると、襖を開けた。
石切丸「あぁ、お帰り二人(振)共。遅かったね。」
小狐丸「お帰りなさいお二方。もう昼餉が出来ておりますよ。」
出迎えたのは、これまた大柄だがいくらか穏やかそうな男士達だった。
一方に狐の耳のようなものが物が見えたことに少し驚き...。
岩融「客人を連れてきたぞ!」
岩融さんが元気よく言いながら、私を自分たちの前へと立たせた。
見渡すと、昨日の大広間で少しお話しした男士が居た。
三日月「おぉ、昨日新しく顕現したAだな。」
『は、はい。A藤四郎といいます。昨日ぶりですね。三日月さん。
覚えていてくださって嬉しいです。』
三日月「はっはっは。覚えているとも。」
覚えてくれていたことに少し嬉しさを感じつつ、初対面の方々に自己紹介をした。
石切丸「私は石切丸という。よろしくね。Aさん。」
小狐丸「私は小狐丸と申します。よろしくお願いします。A殿。」
『は、はい!よろしくお願いします!』
お二人(振)共とても優しそうだったのでなんだか安心した。
三日月「こんな時間に招かれたということは、昼餉に誘われたのだな。」
小狐丸「そういうことでしたか。今日は作りすぎてしまいまして、
食べきれるか心配でしたが、ちょうど良かったようですね。
是非好きなだけ食べていってくださいね。」
三日月さんの推理力に感動しつつ(よくあることなのかな)
ご馳走してくれる気満々の小狐丸さんに感謝感激。
『お昼時に急にお邪魔してしまってすみません!ありがとうございます!』
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食事が始まると、みなさんが
三日月「A、これも食べるか?」
石切丸「Aさん、これもとても美味しいよ。」
小狐丸「A殿、これは私の自信作です。」
岩融「うむ!これもうまいな!Aも食べると良い!」
今剣「これ、ぼくのおすすめです!Aさん、あーん。」
と、とてもとても甘やかしてくださること!!
『みなさん、とてもお優しいですね。何でしょう俗に言う孫になった気分(ていうのかな?)
...です。』
三日月「うむ、俺たちは皆平安の生まれだからなぁ。じじいだと思って良いぞ。」
ラッキー隊長
小夜左文字
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作者名:杜 | 作成日時:2024年1月2日 1時