検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:1,445 hit

間一髪。 ページ14

乱「Aちゃん!!!」

ファサッ


綺麗な柔らかい金髪が頬に当たる。
鼻をくすぐる甘い香り...


ガキンッ

ドスッ


突然現れた乱姉様に驚く前に、敵は消滅していた。
目にもとまらぬ速さで現れた乱姉様は、間一髪のところで
私へ振り下ろされた刃を跳ね返し
相手の心臓目掛けて刃を鋭く打ち込んだ。


敵の返り血を浴びた乱姉様がこちらを振り向く。
眼は爛爛と輝き、頬を上気させた乱姉様はどこか狂気的で恐ろしかった。が、同時に

とても美しかった。




乱「大丈夫?Aちゃん、立てる?」

『は、はい。』

そのまま近づいてきた乱姉様は、私の体調を心配し
手を差伸べてくれた。

フラッ

トサッ

手を取って立ち上がったは良いものの、やはり先程のダメージの所為か
よろけて乱姉様に寄りかかってしまった。


乱「っと、やっぱり大丈夫じゃなさそうだね。」

『うぅ、なんだか背中が痛みます...。』

乱「うーん。(もしかして、骨折れてるかも)
Aちゃん。帰ろ。」

『え、でも敵はまだ__』

乱「Aちゃん、全員無事帰還するっていうのは
Aちゃんも含めて、全員で無事帰るって事なの。だから、もう帰ろ。
Aちゃん、怪我してるでしょ。」

『...。(せっかく初陣で隊長なんて大役任せてもらったのに、情けない。でも...)
わかりました。』



こんなところで諦めたくないけど、でもこれで私が大怪我をすれば迷惑なのは皆さん。
帰るべきだ。


『__全員!!』


大声を張り上げて、皆さんがこちらを向く。


『撤退!!』


全員、今戦っている敵を躱し
建物を出る。

無事帰還。→←戦場。


ラッキー隊長

小夜左文字


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , 刀剣女士 , 粟田口
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2024年1月2日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。