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戦場。 ページ13

黄金色の機械が眩く輝き、私たちは時代を遡った。


目を開けると、先程までとは様変わりした景色が目に飛び込む。

あまりの変わりように少し惚けていると、声を掛けられる。




乱「Aちゃん、緊張してる?...大丈夫だよ。ボクがAちゃんのこと
しっかり守ってあげるから!」


乱姉様の言葉で、我に返る。

ここは戦場。意識すると、また不安が襲ってくる。
でも、長谷部さんや光忠さんも励ましてくれた。こんなに頼りになる乱姉様だっている。

大丈夫。


『皆さん、行きましょう。』

私が先頭、斜め後ろに乱姉様、今剣さんが控える。
その後ろを加州さん、安定さん。そして、最後尾ににっかりさん。
という配置で隊列を組む。

建物へ入る。

敵は...。


不意に乱姉様が飛び出す。



ガキンッッッ


耳を(つんざ)く鋭い金属音。



思わず(つぶ)ってしまっためを開くと、
血を流した敵らしき者を見下ろす乱姉様が居た。


乱姉様の(まと)う雰囲気は見たことがないくらい禍々(まがまが)しく、
とても恐ろしかった。



が、そんなことを考えている時間はない。

ここは戦場。油断した者から先に死んでいく。気を抜いてはいけない。


すぐに奥からまた敵が現れる。


青い塊が真横を駆け抜ける。気づいたときには、敵は倒されていた。

「首落ちて死ね!」

物騒な台詞、普段からは想像できない激しさ、とても安定さんとは思えなかった。



戦場とはこういうものなのか。普段の自分では居られない。

私も、惚けていられない!!



物陰で何か動く__敵だ!


戦いの経験は無い。でも、周りの皆さんは違う。
私はただ目の前の事に集中すれば良い!!



全速力で飛び出し、斬りかかる。




ガキンッ



が、相手の肉に刃が食い込むことは無かった。


バゴッ

ドサッ


敵は図体が大きく、刀種は太刀のように思えた。
脇差が太刀に敵うはずも無く、私弾き飛ばされた。


壁に叩きつけられ、床に落下する。


気づいたときには、もう____________


目の前に振り下ろされる大きな刃に為す術も無く

間一髪。→←出陣。


ラッキー隊長

小夜左文字


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作者名: | 作成日時:2024年1月2日 1時

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