無自覚ヤキモチ ページ22
アンニョンハセヨ、ヨロブン
天気も良く
過ごしやすい一日
今日は大学のカフェテリアじゃなくて外で食べようか
なんてホソク、ナム、私のお馴染みのメンツでテラスにてランチ
いやぁ、さぞ心地よく最高でしょう
しかし悩みのタネが一つ
「ナムジュン先輩お弁当なんですねぇ〜！！」
「あ……あぁ、うん」
「もしかして手作りですかぁ？」
「あ……あぁ、うん」
私の目の前で恐ろしい程の至近距離で話すナムと同じ学部の後輩であるヨンハちゃん
「………これはどういうことn…」
「A声大きいから汗」
「ほほふ、へーはは(ホソク、手ぇ邪魔)」
不満くらい言わせてくれ
「ヨンハちゃんはともかく…笑
ナムはそんな他の子にうつつを抜かすような奴じゃない事はAわかってるよね？」
「(コクリ)」
「よしっ」
なんだか満足そうな顔して手をやっと外してくれたから、口元少しスースーする
横でえくぼを作りながらお弁当を頬張るホソク
それにならって私も頑張って作った卵焼きを一口
気にしててもしょうがないしね笑
納得はしてないけども………
「あ、今日いつもより上手くいってる」
「えー？何がー？」
「卵焼きー」
"そうなんだぁ！"って言って何故か動こうとしないホソク
目はキラッキラでにっこり笑顔
花が見える……笑
「もう一個あるからホソクも食べる？笑」
「えっ！！！いいの！！！」
「ほら笑」
大きく開けられた口に卵焼きを放り込む
もきゅもきゅ食べるのを見届けながら少し頬が緩む
ホソク本当に美味しそうに食べるなぁ笑
「あーっ！ホソク先輩A先輩に食べさせてもらってました！！」
ヨンハちゃん急に何を……汗
隣のナムも知らなかったみたいで目はまん丸
「俺Aによく食べさせてもらってるからっ！！汗」
「えー？？？そんなに仲良しなんですねっ！！お二人っ！！！」
「そ…そりゃあ仲良しだよっ！！」
「ちょ…ホソクそれ誤解うm…」
「いいなぁ仲良しでぇ…！
じゃあもしかして付き合ってたり……？笑」
ぷつん
食い気味に放たれたヨンハちゃんの言葉で、私の中の何かが切れる音がした
「ホソガ帰るよ」
「どっ……えええええっ！！！ちょっとA？！！？！」
「うるさい行くよ」
苛立ってしまった
ヨンハちゃんにも
ナムにも
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作者名：たんぷん | 作成日時：2017年6月4日 17時
