不器用な君の手に包まれて (ページ23)

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「ねぇAー機嫌直しなってー」

「今は無理………」

"とりあえず落ち着いて"とホソクが連れてきてくれたおしゃれなカフェ

「あー絶対ナムに嫌われた」

「そんな訳ないじゃんもー」

「ヨンハちゃんにナムとられちゃうかも」

「考えすぎだってー笑」

かれこれ1時間程私はこんなテンション

だってあんな態度……ううう……

「ホソクゥゥゥ………」

「あーもう泣かないでよAー！本当に考えすぎだってばー！」

「だって………うぅ……」

「もうしょうがないなぁ笑」

"よしよし"と優しく頭を撫でてくれるホソク

本当に小さい頃から優しいし、つらい時にいつも寄り添ってくれる

頭に置かれた手が、前よりも大きくなっているのを感じて

どんなに成長して大人になっても、ホソクは変わらずホソクのままなんだろうなぁ

なんて思った

「…ありがとホソク」

「あいよー(^^)落ち着いた？」

「ちょこっとだけ」