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大我
大「今までの距離が嫌なわけじゃないから。」
北「うん。」
ベッドの中で背を向け合って極力お互い動かないように。
冷静になって逆に気まずい。
北「あの、、さぁ。」
大「なに？」
北「本当に、嫌いじゃないから。」
大「わかってるって。」
北「本当だよ？」
無愛想な態度に不安になった北斗が起き上がってこっちを見てる。仲直りに一緒に寝ろ。って言った奴誰だよ。きついって。
大「嘘だと思ってないよ。」
ゴロンと仰向けになって北斗と目が合う。外せなくなって無言で見つめあった。
恥っず。
お互い顔が赤くなって目を逸らす。
複雑な別れ方をしたカップル？それより気まずいよ。
北「なら良い。でもまぁ、これを機会にさ、」
大「頑張るの？」
北「こういう俺も受け入れてくれれば、、。」
歯を見せながらぎこちなく片頬を吊り上げる北斗。
大「まぁ、、ねぇ。今の北斗も可愛いとこあるし、、、さ。」
フワッて笑う北斗と頬が緩むのを隠しきれない俺。さっきより今、気まずくない。
北「じゃあ隣で寝るね。」
大「出ていこうとしてたの？」
北「嫌かなって思って。」
北斗が失礼します。と布団に入って電気を消す。向きを気にせず寝返りを打てる。
この距離も俺は好きかな。
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通りすがり - はじめまして。各々の成長や葛藤も含め、楽しく読ませて頂きました。続きは恋愛主流かもしれませんが、ホッコリする葛藤や成長要素があると嬉しいです。 (2022年6月9日 5時) (
レス) @page44 id: f16cdcf992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久遠さん
| 作成日時：2020年12月5日 0時
