小さくなってもうるさい！２

3 ページ18

樹「うぅ、、グス、、」

北「樹まで泣かないでよ、、んん、、ヒクッ」

樹を慰めていたつもりが俺も悲しくなって涙が溢れてきた。

慎太郎と京本が部屋に戻ってくる。

慎「じぇしぃ、、グスッ」

大「慎太郎大丈夫だよ。樹も、北斗まで、、、。
やめてよ、帰ってこないみたいじゃん。」

京本が俺たち３人を全身で抱きしめる。

端の俺まで手なんて届いてないけど、今はそっと近づいて京本の手に触れる。

大「大丈夫、なんとかなるから。帰ってくるから。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジェシー

勢いで出てきてしまったけど、襲ってきたのはとてつもない後悔。

ジ「なんで出てきたんだ俺！」

高地にあんなこと言って、ちびたち怖がらせて最低だ。

俺が仕事できるように料理も洗濯も掃除もちびたちのことも率先してやってくれてたんじゃん。

高地があんなに傷ついた顔初めて見た。

ジ「はぁ、、、。戻らなきゃ。」

玄関前まで戻ったけど、なんて謝ろう。とりあえずこっそり入ろう。

リビングの扉に耳を当てて中の様子を伺う。

高「グスッ、はぁ、、うぅ、ん、、ヒクッ」

泣いてる、、の？

どうしよう、泣かせたのは自分だけどすごい心配。

北「今は少し上で休んで、それからみんなで探そう？」

こっち来る！慌ててバレないように身を隠す。

あっ、、、なんで隠れたんだよ！

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す