10話 ページ12
黒板を向いて淡々と数式の説明をする先生と所々暇そうにしている生徒たちが目立つ。
私は叶くんに『席ありがとね』なんて言ってから授業が始まった。
『葛葉は?叶くんと一緒の方じゃないんだ?』
叶「うん、葛葉は今理科受けてるよ〜」
『そうなんだ』
叶「グループでの実験めんどくせーとか言いながら理科室に行ってたよw」
『そっかぁ』
先生にバレないようになんとなく小声で会話をする私と叶くん。
叶「Aちゃんって頭良さそう」
『え?急にそんな…』
叶「なんか僕の中でのイメージ?っていうか」
『頭良いわけじゃないけど100歳越えてるし魔界で普通に高校に通ってたから、高校で習う大体のことはまぁまぁ分かるけど…』
叶「そっか、葛葉も言ってたね〜 どうして2人は人間界の高校に通うことになったの?」
『もともと人間界に来て人に慣れるってことが目的だったりしたけど、この世界の高校ってどんなのかなーって 青春もしたかったし面白半分?かなぁ』
叶「そうなんだ…」
『というか、私も勝手な想像だけど叶くんすっごい頭良いイメージがある…』
叶「ないよ〜普段だってゲームいっぱいしてるだけだし〜」
「そこの窓側の2人。お喋り厳禁」
叶「うわっ」
『すいません…』
先生に怒られてから真面目に授業を受けて、あっという間に授業が終わる。
教室を出る際にも叶くんは私に目配せをして「またね」なんて言ってくれた。
なんだか普段より楽しかったなぁ…
なんて思えた授業でした。
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ぶどう糖。(プロフ) - 申し訳ございません。占いツクール上のルールを守れていませんでした。ルールを一読することを忘れないように心掛けます。オリジナルフラグは今外しました。ご忠告ありがとうございます。今後このような失態がないようにきをつけていきます。 (2020年5月20日 14時) (レス) id: 5f09e5f6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めにゅ | 作成日時:2020年5月20日 11時