ウィーズリーさんちの3つ子ちゃん2 (ページ5)

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『？』

朝熱があったからフレッドとジョージに無理矢理休みにされて寝てたらいつの間にハーマイオニーがいた
テンション上がった次の日とか結構出る
学校通い出してからはあんまりなかったんだけどなぁ

『どうした？』
「！」

ビクッと肩を震わせて振り向いた
目が真っ赤か
泣いてた…？

『おいで？』

手を広げるとおとなしくそこに収まった

『よしよし、大丈夫大丈夫。』

んー、何が原因だろう
可愛いし頭いいし⋯
はッ、完璧すぎて誰か逆恨みした？！
なんて、ばかばかしいことを考えながら落ち着くのを待った

『よし、何かあった？私に話せる？』

タイミングを見計らって聞いてみるけどゆるゆると首を振るだけで何もしゃべろうとしない

『そっかぁ⋯』

困ったな

クー

こんな時にお腹なるなよ
って12時か、ならしょうがない
あ、そうだ

『ついてきて』

ハーマイオニーの手を引いて厨房に向かう
扉を開けて近くにいた屋敷しもべに一言声をかけてから一部を占領する

『チョコ好き？』
「はい」
『ケーキは？』

好き」

じゃあ決定！
お湯を沸かしてもらってその間にチョコとか卵とか必要な材料を集める
魔法を使わないマグル式のつくり方をやってみる
面倒だけど時間がかかるからたくさん話せた

『最後にオーブンで20分焼いたらガトーショコラのできあがり』

たくさんできたし誰かにおすそ分けしよう
でもただ渡すだけじゃつまらないからな

『そうだ』

ロンの百味ビーンズをちょっと拝借して美味しくなさそうなやつを煮詰める

『見た目悪いな、』
「じゃあ、こうするのは？」

ハーマイオニーが杖を振るとホワイトチョコレートみたいになった

『いいね。いたずらの才能あるかもよ？』
「ふふ、これどうするの？」
『フレッドとジョージあとロンにあげよかなって』

パーシーには昔同じ手でトラウマを植え付けてしまったのでやりません

焼きあがったガトーショコラから食べきれない分に作ったソースをかける
1人2個ずつで片方だけにそれをしこんだ
最後にチョコペンとかで飾りつけをして完成

『完璧』

見た目は完全においしそう
ガトーショコラ自体はおいしかった