１１話 ページ12
光希side
６時間の長い長い授業を終え､俺は帰る支度をする｡
すると､
「えっやばい!やばい!」
何故かいきなりクラスの女子が騒ぎ出した｡
光希「何で騒いでんの」
俺はそばにいた友人､穂積(ﾎﾂﾞﾐ)に声を掛けた｡
ちなみに､肉まんを一緒に買いに行ったあの友達｡
穂積「いやぁ､､何か校門とこにイケメンがいるらしくて｡憎たらしいなぁ」
穂積にそう言われて窓の外を少しだけ覗いてみる｡
光希「はあっ!?」
俺はすっとんきょうな声を出して後ずさった｡
穂積「どうかした?」
穂積は怪訝な顔をして俺を見つめている｡
何でおにーさんがここに!?
まさか俺の同級生であんな､ぇ､､えっち(小声)な本を描こうとかいう魂胆じゃないだろうな､､
光希「いや､､何でもねぇ｡よ､用事思い出したから先帰る」
穂積「えっ､あ､おい」
引き止めようとする穂積を置いて俺は教室から飛び出した｡
Aside
光希「わいせつ罪で訴えるよ､この変態!」
光希くんの高校の前で立っていると､ドカッと鞄らしき物でぶん殴られた僕｡
A「酷い言いがかりだよ!何でそんな発想に至ったの」
光希「人の高校の校門前に立ってるストーカーだから｡どうせ同級生を狙ってるんでしょ?」
僕のイメージ悪すぎない?
同人誌のモブだって､もっとマシだよ､､
A「ち､違うよ!これ」
そう言って僕が鞄から取り出した物に一瞬で顔を真っ赤にする光希くん｡
A「これ､僕に作ってくれたんでしょ?そのお礼に､どこかへ食べにでもって思ったんだけど」
僕が朝見つけたのは､きちんと風呂敷に包まれていた"お弁当"のこと｡
寝坊した僕にわざわざ作ってくれていたんだ｡
､､オムライスのケチャップが"変態"で､大学の友達に「お前､､頭イカレたのか」とか「どこの宗派に出家したんだ」とか何度も聞かれたのは一旦忘れよう｡
光希「知らないよ､そんなの､､」
光希くんは僕から目をそらし､口を濁した｡
光希「俺は､､「Aさん､､?」
突然名前を呼ばれ､反射的に僕は振り返った｡
A「玲於､､?」
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梨花 - もう更新されていらっしゃらないのかな？結構好きな作品だったので悲しい… (2021年7月5日 7時) (
レス) id: 97540ed4e7 (このIDを非表示/違反報告)
夜璃咲 - かをる。さん» ありがとうございます (2018年7月1日 15時) (レス) id: 6df2d8dccc (このIDを非表示/違反報告)
かをる。 - 夜璃咲(#念には念を…)さん» 作品拝見させていただきました！多少の類似点はありましたが、夜璃咲さんの作品はとても素敵だったので特にどうこうする必要はないと思います^_^ 更新頑張ってくださいね！ (2018年6月17日 11時) (レス) id: 6d2c0e7740 (このIDを非表示/違反報告)
かをる。 - すずもり。さん» コメントありがとうございます…！パスワードを見つけ次第更新していきます！ (2018年6月17日 11時) (レス) id: 6d2c0e7740 (このIDを非表示/違反報告)
かをる。 - ぽぁりぬいさん» 返信大変遅くなってしまい申し訳ありません…！コメント本当にありがとうございます！只今、作品のパスワードを紛失してしまい、見つけ次第更新していきますのでこれからもよろしくお願いします(>_<) (2018年6月17日 11時) (レス) id: 6d2c0e7740 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かをる。 | 作成日時：2018年2月7日 0時
