無愛想。3 ページ5
土方「まずは名前、生年月日、どこから来たのか教えろ」
「坂田A、5月13日生まれ、えーっと生まれた場所は知らない」
近藤「ご両親は？」
「知らない」
私の両親はいるのかすらわからない。
土方「兄妹とかはいねぇのか？」
「兄が1人」
あのロクでも兄貴はどこほっつき歩いてんだか。
土方「そいつはどこにいる？」
「知らない」
土方「なんでしらねぇんだ」
「知らないからです」
本当に知らないんだから知らないとしか言いようがない。
土方「まぁいい、次だ。お前は攘夷戦争に参加したな？」
「まぁ巻き込まれてたって言い方の方が正確ですね」
決して自分の意思で参加してたわけじゃない。
みんな攘夷戦争に参加して、私は最初見てただけだけどなんか私のことを襲ってくるから正当防衛なはずだ。
土方「巻き込まれてたってどう言うことだ」
「私、本当に見てただけなんですよ。んで、襲いかかってくる輩がいてを斬った。」
近藤「つまり、別に幕府に反抗はしてなくて、正当防衛として斬ってたってことか？」
「はい。襲いかかってこない人は絶対に斬ってない。」
まぁ、私の仲間に襲いかかってきた奴は問答無用に斬ってたけど。仲間は自分同然だから別にいっか。
質問に答えるとうーんと頭を悩ませている様子のゴリラ。
沖田「どうするんでさァ」
土方「特に嘘を言ってる様子もなかったし、何より13で親族もいねェとなるとな、、」
まぁ一応どこほっつき歩いてるかわからない兄ならいるんですけどね。
てか生きてんのかすら危ういよ。
近藤「よし！決めた！」
潔く顔を上げるゴリラ。
懲役20年とか？そしたらわたし33か。
婚期完全に逃すパティーンじゃん。
いや、あんま結婚願望ないから別にそんなのどうでもいっか。
近藤「真選組として、Aちゃんを迎え入れよう！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 277人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2020年8月2日 17時
