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その日の撮影終わり、珍しくテテではなくジンさんに呼び止められて。不思議に思っていたら、衝撃的なことを言われた。
まさかテテだけじゃなくて、ジンさんにまでユンギとの関係が知られていたなんて。驚きが隠せない中、ジンさんの話は続いて。ジンさんが言うことはもっともなことで、わたしは何も言い返せなかった。
「君はそんな噂が流れても、悪いけどもともとのイメージがそんなんだから大したダメージはないかもしれない。でも俺達は違う」
ジンさんの言葉を黙って聞く。彼が言いたいことは分かる。ずっとずっと分かってたことだった。
「今、そんな噂が流れて今まで築いてきたものが崩れるわけにはいかない。それに君の事務所みたいにうちは大きくないしね。不利になるのは結局、俺達なんだよ」
「分かってる…ごめんなさい、迷惑をかけて」
ジンさんの言葉が心にぐさぐさと刺さり、苦しい。
泣き出しそうだったけど、泣く資格なんてないからなんとか耐える。
今、テテがわたしと噂されて困らないわけがない。テテの迷惑にならないようにってずっと思ってきたのに、結局こうやって巻き込んで。
ユンギとの関係だって、テテにもジンさんにも知られてしまって。感覚が麻痺していたんだ。もっと早く気付くべきだった。
「ちゃんと距離を置くから…あなたたちの不利になるようなことはしないから」
やっぱり距離は縮めてはいけなかった。彼らに近付いて、甘えてはいけなかった。そんなこと分かってた筈なのに…言われるまで気付かないなんてどうかしてる。
「Aちゃんのこと信じてるから。
だから…お願いね」
そう言ってジンさんは去って行った。
ジンさんはユンギとテテ、そして自分たちグループのことを思ってわざわざわたしに言いに来たんだろう。ジンさんの思いを無駄にしてはいけない。これ以上テテに甘えるわけにもいけない。ユンギに身を委ねていてはいけないんだ。
でも、それでも…少しでもユンギの温もりを感じていたい、ユンギに抱かれたいと思うわたしは本当に駄目な女だ。
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藍(プロフ) - ピカチュウさん» ありがとうございます！ (2018年9月25日 21時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ(プロフ) - ハッピーエンドで良かったです (2018年9月23日 19時) (レス) id: ef8197772f (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - mimiさん» ご指摘ありがとうございます。文章力がなく、読み辛いところがあって申し訳ないです。改善できるよう努力いたします。続編も機会があれば書きたいと思います！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - うらんさん» ありがとうございます！嬉しいです。ヒロインちゃんのがユンギさん大好き過ぎるのでデレさせられるか分からないですが、機会があればぜひ書かせて頂きたいと思います。 (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ゆなさん» こちらこそ最後までありがとうございました！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年9月11日 18時
