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眩しいほどの笑顔、包み込むような温かい愛情、真っ直ぐな気持ち。そういうものが全部全部嬉しかった。心が温かくなって、癒されて、ああ好きだなって思っていた。
でもその向けられる愛情と真っ直ぐに向き合うのが怖くて。ユンギの代わりを求めているんじゃないかって、前と同じことになるんじゃないかって怯えていた。
でもわたしの気持ちなんて周りには気付かれていて。遠回しにグクに言われて。きっとユンギも気付いているけど、わたしのことを想ってただ見守ってくれていて。
本当に駄目だな…わたし。
「Aちゃん起きたの？」
「あ…ジンオッパ…」
「ふふ、酷い顔」
「う…」
朝から眩しいほどの笑顔を向けてくるオッパに恥ずかしくなる。きっとジンオッパは全て知ってる。でもユンギと同じようにそうやって笑顔で見守ってくれているんだと思う。
何も覚えてないけど、わたし暴れたりとかしてないよね。ただ酔いつぶれて寝てただけだよね。
「あ、の…昨日はごめんなさい」
「いいよ。Aちゃんただ寝てただけだし。ユンギだけじゃなくてテヒョンも心配してたよ」
「うん…ちゃんとテヒョニにもお礼言うつもり」
オッパの言葉にとりあえず暴れてなかったことは分かる。でも迷惑をかけたことは違いないから、申し訳ない。
ユンギのベッドに潜り込むことは多々あったが、それでも一晩過ごすことは殆どない。
ユンギが寝れたら家に帰るようにしていたし。たまになかなか寝れなくて朝を迎えることもあるけれど、それでもみんなが起きる前にお暇しているし。
こんなぐっすり寝てしまうなんて…オッパも隣で困ったことだろう。
「Aちゃん、シャワー浴びて来れば？昨日相当呑んだなら、まだお酒抜けてないかもしれないし」
「あ…臭いかな？」
「Aちゃんからはいつもいい匂いしかしないよ」
にっこりと微笑まれてそんなことを言われるものだから、照れる。今、絶対に顔が赤い。なんて返していいのか分からなくて、わたしは逃げるように浴室に向かった。
ユンギの私物を借りて、手早くシャワーを浴びる。体のサイズが全然違うからユンギの服は合わないけど、逆にオーバーサイズのパーカーとかをワンピースのように着てしまう。サイズが違い過ぎるからそれで十分だった。
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作者名：藍
| 作成日時：2018年11月15日 20時
