イ ン ス タ グク ラ ム

44. サナ先生の恋愛講座 ページ44

サナside



A「というわけで、教えてときめきお姉さん☆」

サナ「いやお天気お姉さんみたいなノリで言うなし」



ハァ...本当にこの子の考えは掴めない...

グク君と進展がありまくった事と好きって自覚が出来た事は大きな成長だと思う

まさかナユがそんなサプライズするとは...他にも聞きたいことは色々あるけど、とりあえず、2人の状況は大体わかった

もう付き合っちゃえ、って言いたい所だけど



A「サナァァァァァァァァまだ私死にたくないいいいいいい」
A「グク君と話してるとなんか心臓が痛いの...！これガンか心臓病だよ絶対！泣どうしよおおおおおおおお」
A「少女漫画のキュン♡とかじゃなくてドクドクドクドクしてて怖いよおおおお何なのこれえええええええええ」

サナ「朝からうるさい。落ち着け」


学校に来た瞬間大声でそう言うから何かと思えば、どうやらAはときめきって物をよくわかってないらしい....


キュン♡とかドキッ♡以上のときめきなんて山ほどあるものよ...って言ったら即教えて欲しいと頼まれたのでお弁当の時間に教える事にした



サナ「だからね、それは好きが増してる証拠なの。好きが大きくなっていく度、もっともっとその人の事を意識しちゃって、胸がギューッて痛くなるの」

A「ほうほう...カキカキ」

ナユ「メモしなくていいのに...笑でもいいなぁ〜！誕生日に好きって気付くとかなんかロマンチック♡」

A「でも恋って心臓が痛くなるものかな？そしたら全国の乙女危なくない？やっぱ病院行くべきなんじゃ...」

サナ「いや聞いてた？だから...つまり、ときめきは人間の本能よ。グク君と話してる時以外は何も痛くないんでしょ？じゃあやっぱり、例えるなら好きのレベルとときめきのレベルがアップした、ってことよ」

A「いやいっつも痛いよ？」

ナユ「え。それは危なくない！？」

サナ「待って。Aいっつも心臓が痛い時、何考えてる？」

A「あ.....グク君の事」

ナユ・サナ(思ったより重症だ...)


何とか教えられることは教えといたけど、

A「頭パンクしそう...え？恋したら心臓病になるってこと？汗」

恋愛経験０でもここまで全てに鈍い子ってなかなかいないわよね....汗
緊張の理由が好きだからじゃなくて人見知りだからだと思ってるみたい...


ナユ「私の少女漫画、全部貸すからさ、参考になると思うから勉強してみなよ...ね？汗」


グクに全力で同情するサナとナユであった



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