お前に言ってるんだよ！ 2

#41 ページ1

〈ミンツキside 〉



あれから、ソヨンちゃんは私と仲良くしてくれた。


だけど、なんかおかしいと思う。




だって、ジョングク君が来るとぶりっ子モードをONにする。




最初は、ジョングク君と喋っていて緊張しているのかなと思った。


イケメンだからね。


でも、信じたくなくても疑ってしまう。



媚をうっている？



そして、ある日通りかかった教室の前で衝撃の事実を知った。




女子1) ソヨンってさ？


あの、ミンツキちゃんとよく一緒にいるよね！


私にもミンツキちゃん、紹介して？



ソヨン) えっ、なんで？



女子1) ソヨンちゃん知らないの？


ミンツキちゃん、めっちゃ人気あるよ！



ソヨン) えっ、あいつのどこがいいの？


めっちゃムカつくよ。


だって、グクとかさ、テヒョン先輩とか、ジミン先輩とかにめっちゃ媚うってない？





ごめん、ソヨンちゃん。


ソヨンちゃんの目にはそんな風に私は映っていたんだね。




そして、あと一つ忘れていたけどね、ジミンオッパ結構人気あるんだよね。


ジミンオッパとジョングク 君とテヒョンさんはダンス部のイケメン3人組だから。




もう、私は誰も信じられなくなりそうだった。


でもここからが違った。


その女子はこう言った。




女子1) ソヨンちゃんこそあんま調子乗らないほうがいいよ。


私も含めて大方のうちのクラスの人ソヨンちゃん、媚うっているって、ぶりっ子だと思ってるよ。


それにさ、まだ転校して二日なのに、ミンツキちゃんの何がわかるの？




私は思った。


私はもう一人じゃない。





だから、立ち向かおう。


自分の抱えている病気に。


もう逃げない。






死 なんて怖くない。

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