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高「覚悟できたらしいじゃねェか。」







『残念でしたか?』







高「ほォ、なぜそう思う。」





『…なんとなく、です。大人しく此処に居座ってくれる方が都合がいいんじゃないかって。』







これは、罠だ






鬼兵隊、高杉晋助に私を人質とする目的があるのかということを探るための。





あったにせよ、なかったにせよ、私の覚悟が揺らぐわけではないが。ただ、知りたいそれだけで。









高「残念、と言ったらどうなる」







『なにも。』






『変わりませんよ、今更。』








高「テメエは相も変わらず捻くれてやがる」








『きっとお互い様でしたよ』





高「ックク、随分と言うじゃねェか。安心しろ、んなこと思ってねえよ。」









『じゃあ、最期に1ついいですか?』






高「……あァ。」









『取り戻したいです、全て。』

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作者名:スズちゃ | 作成日時:2018年10月9日 17時

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