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?「姫様。姫様。朝でございます。」
……朝?いや、朝の割にはお日様高くない?
?「姫様!!朝というかもう10時です!」
『おはよう孤舞。』
孤「おはようとかそんなこと言ってる場合ですか姫様。朱雀家の姫ともあろうお方がこんな寝坊助とは先が思いやられます…。」
じゃあ朝一に起こしてくれよ!!!
孤舞とは幼い時から世話をしてくれているらしい私の側近。いつも狐のお面をしている。ちなみに孤舞の生物名は知らない。人ではない。
孤「さあ姫様、さっさと身なりを整えましょう。」
いつも通り孤舞に急かされて髪結所へとのそのそ向かう。後ろから早く歩けよという視線を感じるが無視。
欠伸がとまらねー
孤『姫様!はしたないです!!欠伸は寝起き最低一回でございます!!さっきから3秒に一回もしていらっしゃいますよ!?今日から18歳だというのに姫様はほんとうに…………。」
そう。私は今日で18歳。4月1日が私の誕生日。
孤「今日は鏡所で儀式をするだけでございます。シャキッとして下さいな。なにせお兄様が18を超えて血継主ではなかったということは姫様が血継主というわけでごさいますよ。」
いきなりですが、私には4歳年上の兄上様がいる。これがもうかなりのブラコンなわけで。そんな兄上様は次期当主にあたる。
孤「血継主ですよ、貴方血継主なのですよ。」
『とは言っても何も変わってないよ?体の底から力が漲るとか元気100倍とかも特に何にもないよ?本当に私なの??』
孤「っそれは…まあ、そういうことです。とにかく!行きますよ。」
このとき孤舞が何を隠しているのかも私は知らずにいた。
これが私のこの先を変えることも知らず……。
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焉(プロフ) - うわぁぁぁ!凄い面白いです! (2018年10月7日 13時) (レス) id: 2fa9032b19 (このIDを非表示/違反報告)
高杉紗夜香(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください!! (2018年1月14日 19時) (レス) id: 47ea433c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スズちゃ | 作成日時:2018年1月9日 4時