朱雀姫血風録 -色渡橋-【高杉晋助】

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______目を覚ますと知らない天井が見えた。





あれ？ここはどこだ？？



確か迷子になって浪士に襲われて動けなくなって沖田さんに助けられて…？




あれ？すぐ隣に人の温もりがある気が…



？「目覚めましたかィ？」





『ん！？！？』





声の主の方を見ると……




『なっ！！！なんで沖田さんが布団にぃぃぃぃぃ！？！？！？！？』





総『何言ってるんでィ、昨日のこと何にも覚えてないんですかィ？」






『確か沖田さんに助けられて…その後のことはわかりませんけどってとにかくはやくどいてもらえますか、』




総『何言ってるんでィ。アンタが昨日自分でおれに隣で寝てって頼んだろィ。」




『んなわけねぇだろおおぉぉぉぉぉぉぉぉ！？』




総「何言ってるんでィ。昨日はあんなに積極的だったのに。」





『いい加減にしろ！？！？どこのビッチ！？！？』





総「何言ってるんでィ。俺は『その何言ってるんでィいい加減やめて！？！？すっごい腹立つ！！』








『でも、昨日はありがとうございました。あのままだったら私今頃…』




総「本当にびっくりでさァ。浪士相手にあれ程やるとはねえ。そんてもってあの太刀筋。一太刀であれ程の手負い。かと思えばいきなり動かねえ挙句に気ィ失ってこの通りでさァ。アンタ一体何者でィ？」





言うべきなのか。国ひとつ動かすことのできる血筋の末裔。しかも血継主。



土「吐いてもらわねえとこっちの首が飛びかねねえ。お前が攘夷派だとなれば俺たちはその首を取らなきゃいけないんでね。何も知らずにシャバに放り出すことはできねえってことだ。」




いつから居たのか、瞳孔開いた黒髪さんがいた。




『私は…』

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