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どうやらここは路地裏。いかにも不審者出そうなポイントだ。お嬢さんあそばなぁ〜い?的な??
これはさっきお婆さんが言ってた浪士が出るという予想が簡単につくな、言った直後に路地裏来ちゃったんだからな。小説のよくあるパターンだ。
_____カサカサカサ
ん?
_________カチャリ。
「そこのもの、ちと待たれい。」
私か??いやここには私しかいない。
「そうだ貴様だ。ほう、これはこれはこんなところにとんだ上玉が転がり込んだもんだな?」
ぞろぞろと…10人ほどか。刀の音がしたが生憎今は刀を持っていない。素手だ。
『其方は…江戸で話題の浪士ですか?お婆さんが言ってた浪士さん?』
「いや、知らないけど!話題とか知らないけど!とにかくだな、わりいが大人しくしてもらうよ」
大人しく?今でも十分おとなしいだろボケ
男はよくテレビで見る白い布を手に持っていた。ということはあれ吸っちゃったら私は終わる。兄上様達にも迷惑かかってしまう…と考えると逃げるしかない。
薬を嗅がせることにしか頭にないのか抵抗しないと見ているのか腹と足がガラ空き。足をかけたらすぐに逃げることができるがそれじゃあすぐ追いかけてくる。それに仲間もいる。
腹を突いてよろめいた隙に刀を頂戴しようか、うんそれでいい。となればギリギリまで大人しく……
「しばらく眠りな」
白い布が近づく…今だ!!
私は拳に思いっきり力を込めてパンチー!!おおおおクリティカルヒット!
その隙に刀もーらい!!
「っう。いってえなあ!!!殺されてえのかぁ!?あれ!?刀がねえ!?」
『ここですよ、隙しかありませんね。』
「刀一つ取ってどうする?たかが女が浪士10人相手に勝てると思うたかぁぁぁぁ!!」
一斉に。一振りで5人はいける。
『見くびってもらっちゃ困ります。』
ザシュッ。
血が舞う。
流石朱雀で叩き込まれただけある。予定通り5人はやっ………
______ドクッ
なに?体おかしい。血が騒ぐ。ものすごく熱い。
「なっなんだと!?おのれぇぇぇええええ!」
何してる、なんで動かない、もう敵は目の前だ。
斬られる
?「おい、何してるんでィ。」
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焉(プロフ) - うわぁぁぁ!凄い面白いです! (2018年10月7日 13時) (レス) id: 2fa9032b19 (このIDを非表示/違反報告)
高杉紗夜香(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください!! (2018年1月14日 19時) (レス) id: 47ea433c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スズちゃ | 作成日時:2018年1月9日 4時