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飛び込んできたわたしを難なく抱き留めた彼は、奥で響いた扉が閉まる音で、状況を把握したらしい。そのままぐっとわたしを部屋の奥へと引き込み、素早く扉を閉めたのが分かった。
暫く2人の間に沈黙が続く。
そして漸く自分の取った行動を理解した。
「あ、あの、ごめんなさい…っ！」
彼に抱き着くような形で部屋の中に飛び込み、そのまま彼はわたしは抱き留めたままだった。分厚い胸板をシャツ越しに感じて、恥ずかしくなり慌てて離れようとしたが、彼の腕が緩むことはなくそのまま引き戻され、彼の胸に顔を埋める形になってしまった。
「見られた？」
「み、られて……ないと思います。どなただったかも分からなかったので」
「そう」
小さくを息を吐き出して、彼はそのままわたしの身体を抱きしめた。
「あ、の……？」
「ちょっと黙ってて」
放すのではなく、抱きしめた彼の行動が分からず声を上げれば、ぴしゃりと返されてしまって押し黙ることしかできなかった。先ほどの緊張もあり、わたしの心臓はずっと大きく鳴りっぱなしだ。そのまま彼の匂いに包まれ、逞しい腕と胸板に収められてしまったら、昇天しそうだった。
彼はあまり気にしていないのか、そのままわたしの背中をゆっくりと撫で始めた。相変わらず2人の間は沈黙が続く。緊張と恥ずかしさでもう時間の感覚なんて分からなかったけれど、短い時間ではなかったと思う。ゆっくり、ゆっくり彼はわたしの背中を撫でた。
彼にとっては意味のない行動だったかもしれないけれど、誰かに見られるかもしれないという緊張と恐怖の中にいたわたしは、彼が背を撫でてくれるおかげでだんだんと落ち着いてきた。そしたら今度は彼とこんな密着していることに意識が行ってしまい、余計にくらくらするのだけれど。
「きゃっ……？！」
ただひたすらどきどきとしていたら、突然身体を上に持ち上げられて声が漏れる。背を撫でていた手は両脇に差し込まれていて、彼はいとも簡単にわたしを持ち上げて歩き始めた。そのままベッドへと降ろされたと思ったら、押し倒されて覆い被さってきた。驚くわたしをそのままに、彼は何も言わずにわたしの口を塞いで、ゆっくりと服の上から手を滑らせた。
あっという間に深くなる口付けにもう何も考えられなくなり、気付けば彼の手は服を捲り上げて直接肌に触れていた。すぐに身体は熱を持ち、キスの合間に漏れ出るお互いの甘い吐息にくらくらした。
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藍(プロフ) - Agust dさん» あわわ！むしろお勉強のお邪魔をしていませんか？気分転換になったのならいいのですが。わたしはいつも素敵なお言葉に励まされております。本当にありがとうございます！ (2019年12月3日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 私現在、試験期間中なのですが疲れたときにちょうど更新通知が来ていて「藍さんｯｯ!!!!」ってなりました (2019年12月1日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - exol0725puさん» ゆんぎさんはいつもさらっと核心ついたり、周りを冷静に見ているイメージなので…格好良くしてしまいがちです笑 コメントありがとうございました！ (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - babe305901さん» わーありがとうございます！嬉しいです。これからも素敵なジョングクをお届け出来るように頑張りますね。 (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
exol0725pu(プロフ) - ユンギさんめっちゃかっこいい( (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e1f656f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2019年11月10日 9時
