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「ふっ、もうどろどろ」
そっとショーツの端から長い指を滑り込ませた彼は、既に十分に潤っているそこの状態に笑った。遠慮なく中心へと指を差し入れて擦り付けるように動かされれば、意味のない嬌声しか上がらなかった。
「今日はお前が自分で動いて」
上体を起こした彼はそのままびくびくと身体を震わせて感じているわたしも同じように起き上がらせて、唐突にそんなことを言った。
「ま、って……」
もうどこも敏感になっているわたしは、抱き寄せられて肌が擦れ合うだけでも声が漏れ出た。でも彼は気にせずにそのままわたしと一緒に後ろに倒れ込む。彼を押し倒すような形で寝転んだわたしはその格好に一気に恥ずかしくなった。
「ほら、自分でいれて自分で動いて」
「で、でも……」
「今日は俺のことケアしてくれるんでしょ?だったら自分で動いて」
薄く笑う彼の表情は妖艶で。いつものように鋭い視線に射貫かれれば、頷くことしかできなかった。震える身体を抑えて身体を起こして、腰も上げる。彼のものを自分の中へと入れようとするが、じっと見てくる彼の視線が気になって動きが止まる。
「なに、焦らしてんの?」
そっと腰を掴んで自身のものへと導く彼がとてつもなくいやらしかった。それでも自分からは中に入れようとしなくて尖端を擦り付けるだけで、それが今度はわたしがじれったくて、早くその先の快感を得たい欲求に気持ちが占められた。
「んっ、ふ、っ……はぁ……」
耐え切れなくてそのまま腰を沈めれば、確かな質量が刺激を与えて声が漏れ出た。まだ少し苦しさがあって、でも快楽を早く得たい気持ちもあって、そんな矛盾した気持ちがわたしの動きを緩めた。圧迫感とその奥の気持ち良さの間を感じながら、ゆっくりゆっくり彼自身を押し込んだ。
「っ……は、……」
苦しそうに顔を歪めて、でも気持ちよさそうにしている彼の顔が本当に綺麗で。それだけでわたしの中はまた溢れた。
「なに止まってんの。ちゃんと俺を満足させろよ」
彼は腰を揺り動かしてわたしの中を刺激させて催促するが、それだけでびくびくと身体を震わせるほどの刺激がわたしを襲い声を上げることしかできなかった。
「1人で満足すんなよ」
ぐっと腰を掴まれて擦り付けるようにわたしを動かす。何をされても気持ち良くて、自分の力ではなかなか動けそうになかった。でも彼にも気持ちよくなってほしい。わたしが快楽で彼を悦 ばしていると満足したくて必死に動いた。
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藍(プロフ) - Agust dさん» あわわ!むしろお勉強のお邪魔をしていませんか?気分転換になったのならいいのですが。わたしはいつも素敵なお言葉に励まされております。本当にありがとうございます! (2019年12月3日 1時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 私現在、試験期間中なのですが疲れたときにちょうど更新通知が来ていて「藍さんッッ!!!!」ってなりました (2019年12月1日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - exol0725puさん» ゆんぎさんはいつもさらっと核心ついたり、周りを冷静に見ているイメージなので…格好良くしてしまいがちです笑 コメントありがとうございました! (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - babe305901さん» わーありがとうございます!嬉しいです。これからも素敵なジョングクをお届け出来るように頑張りますね。 (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
exol0725pu(プロフ) - ユンギさんめっちゃかっこいい( (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e1f656f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2019年11月10日 9時