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不意に鳴り響いたチャイムに顔をあげる。こんな時間に誰だろう、と恐る恐るインターフォンを覗き込めば。

「…あ、グク…!」

映っていたのは、ジョングクだった。ほっと胸を撫で下ろすナマエ。

「ジョングク!どうしたの?」
"…良かった、ちゃんと居る…急にごめんね?"

インターフォンごしの優しい声。安堵したナマエは、張り詰めた緊張感から開放され笑顔になった。

「待ってて!今開けるから」


▽△▽


「どしたの?こんな時間に」

言いながら、ナマエは淹れたばかりのコーヒーをジョングクに手渡す。それを受け取りながらジョングクはずっと気になっていた事をきりだした。

JK「ん、ありがと。…ね、何でケータイ電源切ってたの?充電切れてたとか?」


無言電話のことを思い出してうつむくナマエ。


…どうしよう、グクには言ったほうがいいかな…


カチャリ、ジョングクがカップをテーブルに置く。そして、ナマエをじっと見つめた。


JK「…なに?なんかあった?」
「…うん…ちょっとね、」

言おうか言うまいか考えていれば、伸ばされた手。ナマエの頬に優しく触れながら、ジョングクは言った。



JK「…言ってよ。……あぁ、それとも、僕には言えないようなこと?」




優しくナマエを見つめていたはずのその瞳が一瞬、驚く程に冷たく見えた。


「……?ジョングク…?」

戸惑いながらジョングクの目をもう一度見つめれば、その瞳はいつも通り優しく穏やかで。

JK「ナマエ?どうしたの?」
「あ、…ううん、何でもない…」


頬を撫でていたジョングクのひんやりと冷たい手に自らの手を重ねて力なく微笑んだ。

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noborders(プロフ) - 一気読みしちゃいましたー!更新待ってますので頑張ってくださいね! (2017年12月16日 7時) (レス) id: 9aa6e889b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リン | 作成日時:2017年11月24日 2時

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